今出来ないこと、今手の届かないことはそっと鍵をかけてしまっておこう。

今出来ることに向かって歩き続けよう。

今の私には、それが精一杯なのだから。

今の私には、それしか出来ないのだから。

歩き続けていれば、どこかに辿り着くこともあるかもしれない。

出来ることを続けていれば、何かが変わるかもしれない。

諦めて止まっていたら、きっと一生何も変わらない。

空を見上げると、雲の合間から微かに日が差していた。天気だって、いつまでも同じではない。

決して晴れ晴れとした気分ではなかったけれど、どこかに向かって歩き出したかった。

私には、一か所に留まって蹲っている時間はなかった。

何のあてもなくても、ほんの少しでも前に進まなければならなかった。

最寄り駅が近付いてきた。どこに行けばいいのかわからないけれど、とりあえず来た電車に乗ることにした。

今日もありがとうございます。