こちらは　
以前書いた記事を大幅改稿。

『スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル』

　　　　  （ Stephen King's Kingdom Hospital）

2004年アメリカＡＢＣ放送全13話
デンマークテレビドラマ『キングダム』(Riget）のリメイク。

テーマ曲「Worry About You」 が秀逸。

スティーブン・キングが惚れ込んで
舞台をアメリカに移したリメイク作品。

オリジナル版の舞台はコペンハーゲン。

キング版の舞台はアメリカはメイン州

ーキング作品では基本のメイン州！
これだけで　
スティーブン・キング大好きの心拍数は爆上がり。

キング版「キングダム」の制作総指揮に
ラース・フォン・トリアー（オリジナル「キングダム」の監督）

非常によい関係を築いた上でのリメイクだったのだろう。

オリジナル「キングダム」
オフィシャルトレイラーは　こちら。

デンマークの「ツインピークス」と呼ばれるオリジナル。

スティーブン・キングのアレンジ。
両方観た。
どちらもそれぞれの持ち味を生かしている。

オリジナルを周到した上で
きちんと「スティーブン・キング作品」になっている。

ストーリーの重要なエピソードが
「ＩＴ」を想わせるのは
たぶん　意図的なものだろう。
地図で見ると
「キングダム・ホスピタル」は
「ＩＴ」の舞台の町デリーと
ご近所だ。
ファンがニヤリとする部分を
織り込むのも
キングが
絶大な支持を得ている要因の一つと言える。

ストーリーが面白くて
気が付いたら
一気に観てしまっていた。
丸一日「キングダム」漬け。

妙に　ゾワゾワする雰囲気。
怪談話的な怖さを感じるのに
話の続きが気になって
観るのがやめられない。

出ないのは判っているのに
赤い風船が見えたら
どうしよう･･･という
違う怖さもあった。

初観の時
オリジナルベースの
「キングダム」の曲が
流れていた。
しばらくの間は
この曲が我が家で大流行。

オリジナル版「キングダム」のＯＰがこちら。

久々に観たが、やっぱカッコイイ！
テーマ曲のＰＶとしても　凄く好みだ。

我が家では「恋ダンス」も流行ったが
「キングダム・ダンス」は　もっと流行った。

初観から　随分年月が過ぎている。
本編の記憶がやや薄らいでいた。

やっぱり観ると
テンション上がることこの上ない。

コンプリートＢＯＸ（で　いいんかな？）のラスト
映像特典には
スティーブン・キング自らがご出演！
ファンを喜ばせた。

なんて力の入った解説！
・・・ただただ幸せ。

しかも　熱い語りはスティーブン・キングだけではない。
スタッフ、俳優、その他
関わった人の　撮れるだけ撮ったコメントは
熱意溢れるばかりだ。

なんというか
全員、　
情熱的な語り口調。
しかも、もの凄く早口。

字幕があってよかった。
ただ　字幕に載り切れなかった細かい部分が
聴き取れない。
なんて言ってたのか　気になる。

登場人物の中で
いつも不在のJohnny B. Goode 。
ジョニーＢグッド　でいいんだよね？
その役でスティーブン・キングが出演している。
映像作品では
劇中どこかに居ることの多いスティーブン・キング。
主演映画もあるし
いい役者だと　いつも思う。

「美味いアリは　ありがたい」

冒頭のシーンで
アリクイによく似た生き物が
キメセリフとして言うのだ。
クールな表情のまま
カメラ目線。
一瞬でストーリーに
持っていかれた。

オリジナル版監督ラース・フォン・トリアーのインタビュー。
ほんの数年前のものらしく
キングダムについて語っている･･･らしいのだが
聴き取れない。
英語じゃない気もするし。
デンマークの方の言語なんだろうか。
監督が話す英語だなので
こんな感じなんだろうか。
ぐぬぬ。
聴き取れないのが悲しいばかり。

2021年くらいに
「キングダム」の続編らしきものが出来ていた模様。

日本語吹き替えどころか
英語字幕もない状態でよければ
鑑賞できるようだが、どうしよう。
オフィシャルな映像だけでも
やたら面白そうだ。