ローフードの歴史


初めてローフードが文献に記されたのはエチオピアの僧侶についての記事だったそうです。

西暦1300年の後半頃、苦行の一つとして未調理の食事のみを摂ることを実施したそうです。

このため、キリスト教における聖餐の儀式で使用するパン(聖体)を食べること拒否したため、教会を終われ、ベタ・イスラエルと呼ばれるエチオピアのユダヤ人コミュニティに加わったとの伝記が残っています。

近代のローフードは、スイスのマクシミリアン・ビルヒャー=ベンナー医師(Maximilian Bircher-Benner 1867 – 1939)によって初めて発展しました。

ビルヒャー=ベンナー医師はその当時巻き起こっていた、ドイツのthe German Lebensreformmovementという、「自然に還ろう」という社会派な運動に影響を受けました。

これはホリスティックな医学やヌーディズム、自由恋愛、アウトドアやエクサザイズ、よりナチュラルな食べ物を食べようとする運動です。

ビルヒャー=ベンナー医師はベジタリアンになることを選び、ローフードはまさに人間が食べる食品であるとしました。

人間は動物の中の一種類であるというチャールズ・ダーウィンの考えに影響を受け、動物たちは他の動物を料理して食べたりしないと主張しました。

ローフードについての最初の書籍は1904年に発売されました。

ローフーディズムはその後も多くの支持者を得て、1917年にはアメリカ発のローフードレストランThe Eutropheonが開店しました。

現在ではアメリカ、ヨーロッパ諸国、オーストラリアなどを中心に、【ローフードは健康的なライフスタイルの一つ】として世界に広がりを見せています。

 

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