ローフードのデメリット

ローフード(生菜食・ロービーガン)は健康的な食生活の一種として捉えられていますが、100%ローフードだけの生活をすると、場合によって健康を損なう恐れがあります。

 ヴィーガン食全般に言えることですが、植物性食品だけでは不足しがちな栄養素があることは事実です。

ビタミンB12、タンパク質、カルシウム、鉄分、亜鉛などがあげられます。

特にビタミンB12は植物性食品にはほとんど含まれないとされており、神経系の働きをサポートする補酵素として重要なビタミンです。

海藻や発酵食品には比較的多く含まれているため、これらを積極的に摂取したり、サプリメントなどで補う必要があります。

スピルリナやクロレラといったビタミンB12が含まれているスーパーフードを使用することも重要です。 そしてタンパク質も不足すると言われていますが、【野菜にはアミノ酸という形でタンパク質が含まれて】います。

葉野菜中心の食事になると確かにタンパク質量は不足しやすいかと思います。

ただし、ローフードは基本的に、加熱のヴィーガン食や動物性食品と組み合わせて生活に取り入れることが定説となっています。

大豆には豊富なタンパク質が含まれており、アミノ酸スコアも100点満点です。  

ローヴィーガンを中心とした菜食を行う場合、加熱した豆や雑穀などもしっかりと摂取するように心がけることが大切です。 

野菜や果物など、植物性素材は種類が豊富で、含まれる栄養素も多種多様です。 

栄養素によっては熱によって強化されたり、吸収されやすくなるものもあります。 

食材と調理法を適切に組み合わせることで栄養不足を防ぐことができますので、食品や食べ方が偏らないように意識すると良いと思います。  


また、生の野菜や果物を食べると体が冷える、と考えている人は多いのではないでしょうか? 

確かにサラダやスムージーや果物など、お店ではどれも冷えた状態で出てきますし、生食されやすい野菜は体を冷やす効果があるものも多いです。 

しかし、代謝酵素をしっかりと働かせて新陳代謝を高めるということは、代謝が上がり、冷えの改善に繋がると考えられます。  

冷えた食べ物は物理的に体を冷やしてしまいますので、冷蔵庫から出したてではない食材でローフードを作ってみてはいかがでしょうか?  

48度未満ですとけっこう温かいのでホットスムージーやスープなんかもおススメです。  

また、熱帯で育つ食材には体を冷やす作用がありますので、寒冷地で育った野菜や果物を生食してみたり、スパイスなどを活用するなど、工夫をしてみると良いかもしれません。  

ぜひ食生活の一部に、ローフードを取り入れてみてください!

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