こんにちは。とある鍼灸師です。

『スネが急に熱くなる・カッとなることがある』という話を聞きました。

東洋医学の考えで考察してみようと思います。

スネに関連すること

スネには、胃のツボの並びがあります。

ツボを刺激することで胃の働きを調整することが可能です。

食べすぎや飲みすぎ、ストレスなどで胃に負担がかかるとスネに何かしらの症状が出ることがあります。

具体的には、張ったり・凝ったり・重だるくなったり・急に熱くなるということも十分に考えられます。

また、それに伴って、胃腸の疲れ（自覚なし）や食欲がなくなったり、消化が悪くなったりという症状も出ることがあります。

急に熱くなる状態

急激に熱くなるという現象をカラダの陰と陽を使って考えてみます。

陰と陽はバランスがきれいに保たれていると健康なカラダと言われています。

熱くなるという現象を考えると、カラダの陽の部分が陰より強くなったことが考えられます。

陽は、温かい、熱い、動きが速いなどの性質を持ちます。

人のカラダにおいても陽の性質が強くなれば、カラダがカッと熱くなる・部分的に熱い・のぼせるなどの症状を出します。

以上のことを踏まえると、鍼灸治療においては・・・

・胃の調子を整える

・強すぎる陽を平坦に戻す

ということが目標になります。

東洋医学では、どんなに些細なことでも症状として捉えてます。

そして、その症状はカラダのどの機能に異常があって出ているのかを考えます。