こんにちは。管理栄養士＆脂質改善シニアインストラクター＆ポジティブライフコーチの張戸です。

私は、自己紹介でもお話ししましたが、約6年前に管理栄養士を目指してSEからキャリアチェンジしました。SE時代の40歳代は、自分のキャリアやこの先の人生について不安や絶望感など感じる時期があったりしました。また、親の介護の問題などもあり、本当にどうしたらいいのか途方にくれた事もあります。おそらく40代で誰もが直面する問題や悩みなのではないかと思います。同じように、現状にストレスや不満があったり、体調面での変化やこれからの人生へ様々な不安や不満を抱えている40代サラリーマンの方に、私が経験した事から少しでも役に立てることがあるのではないかと、noteを初めました。

先日、久しぶりに会った友人が、パワーストーンのブレスレットをしていてものすごく驚いたという事がありました。私もしていた事があるので、パワーストーンのブレスレットに抵抗はないのですが、私が今まで知っている友人だったら絶対にそういうものをしない人だと思っていたので、最近の友人に何があったのか？、と色々想像してしまいました。

ところで、パワーストーンのブレスレット、先にも言いましたように私も着けていた事がありますし、スピリチュアル系など私は嫌いではありません。そして、開運グッズに不定期ですがハマる事があります。

開運グッズにハマる時はどういう時か、自己分析ですが他力本願的に何かにすがって、今起こっている事をどうにかしたい、という気持ちがある時にネットで物色したりします。

ところで、食の話しですが、サプリメントを飲まれている方は多いのではないかと思います。真夜中の通販番組など見ていると、サプリメントがどういうものか職業柄知っているのについつい買ってしまいそうになる時があります（恐るべし、真夜中の通販番組）。

サプリメントを飲もうと思う方、飲まれている方は、どんな方なのか、あるいはどんな気持ちで飲んでいるのか？

自分も含めてですが、気持ちのどこかに「楽して健康になりたい」とか「もしかしたらこれを飲めば劇的に症状が改善するかもしれない！」など、奇跡を願ったりする気持ちがあるかもしれないと思っています。

ちなみに、サプリメントの定義は、「医薬品」のようなものではなく、野菜と同じ「食品」なのです。ほうれん草とかトマト、肉や魚と言ったものと同じです。

もちろん、最近では保健機能を有したものありますし、サプリメントが必要な例も多いと思います。

ただ、最近サプリメントも開運グッズ的なところがあるのではないか、と思ったのです。理由は飲む人の気持ちの中に「他力本願」的な要素がないかな？というところです。

普段の食事は外食とかコンビニとか手軽に好きなものだけ食べて、足りない栄養はサプリで摂る、とか、プロテインさえ飲んでれば筋肉は作られる、とか、グルコサミンとかコラーゲンとか飲んでれば、美肌になれると信じている！？

開運グッズを否定するつもりはありません。私も好きですし効果がないとは言い切れません。ただ、本当に効果がある開運グッズだとしても、何も努力しない人がグッズを身に着けてラッキーが舞い込むのだろうか？

そして、栄養バランスを考えた食事をしないでサプリメントに依存している人は、本当に健康になれるのか？（個人的には、過剰症や腎機能障害など、かえっていいことないのでは、と思いますが）

グルコサミンとかコンドロイチンとかのサプリを飲んで、ダイレクトに膝に効果が現れるのか？（食べて消化の過程で分解されるので、それが膝のみに効くのか？ないと思いますが）

プラシーボ効果というものもあるので、落ち込んでる人が開運グッズを着けたりサプリを飲んで元気になったとか、悪いことじゃないと思います。

ただ、サプリメントから生きる力のようなものって、感じられるでしょうか？採りたての元気な野菜や果物など、本当に生き生きしてるし、肉や魚も「命」を頂いてるんですよね。加工されたサプリメントから、そういうものって感じられますか？

サプリが好きな方、サプリからどんな生きるエネルギーが得られているのか、ちょっと考えてみてほしいです。