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魅せられて~空とカメラと宇宙

最近夕焼けが美しい日が多い。
今日も買い物の帰路、正面から胸に飛び込んでくる夕陽に出会ってうずうずしながら家へと急いだ。

夕陽の表情の変化は速い。
そしてその瞬間その角度でしか見せてくれない色合い、表情がある。

家の2階に上って待ちきれずスマホを構えながら窓から身を乗り出したが、その空に帰り道見た色はなかった。
それでもこれからの時間が映し出す世界を想い、諦めきれず幾つか構図を決めながら写真を撮っているうちに気づいた。

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流れるような雲の中に光り輝く龍がいるように見える。
下は別の写真から拡大したもの。

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この写真だと大きな口を開けて暗い雲を喰らおうとしているように見える。

多分飛行機が雲に流れを作り出し、渦巻く中にこんな模様を描き出したのだろう。それにしても神さまの素敵ないたずらだ。

実はこのふたつは龍に気づく前に撮っていた写真だ。
気づいたときには別の雲の流れが龍の顔にかかっていた。しっかりとカメラに収めたくて手前の雲が過ぎ去るのを待ったが、その時にはもう元の輪郭は朧気で「龍」と呼べるようなものは何も残っていなかった。

「いま」という瞬間にすべてが集約されている。濃厚で動的な唯一の瞬間が「いま」だ。その瞬間にわたしはどれだけ気づいていられているのだろう。
連続する「いま」にどれだけ静止しているだろう。静寂なこころで。

夢中でシャッターを切っているとき、自分が想像している世界そのものとして呼吸しているとき無限の静寂とともにあると思う。

新しい飛行機雲が静寂からわたしを呼び戻した。
キャンバスが新しく描かれようとしていた。

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今日もありがとうございました。
充実した1日の終わりに眺める夕焼けは格別でした。

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