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cracking mirror ~ 詩

どうして追いかけながら逃げているのかな

おかげで近づいているのか遠ざかっているのか


なにか 少しは変わったのだろうか


誰かを見る

直接 会うこともあれば

本越し 画面越しに
文字や言葉を通して出会うこともある


その瞳に 相手の姿を捉える

心に 相手の姿を映す


その時 小さなつぶて
ヒビを入れてしまう あっという間に

相手の姿を映した鏡
そのままの姿を奪ってしまう


小さな でも

重い重い つぶて
罪を抱えたような つぶて


心の中に 石が転がっている
つまづきの石

石はいつからそこにある?
なにがそれを
投げさせているのか?


石を投げた者は
自らを勝者だと自認する


勝者たらんと石を手に取る者もいる

攻撃が防御だというなら
既に自分の弱さを認識しているだろうに
「強い」フリをする意味があるのだろうか


誰もが
自らの手に握ったつぶて
いつ どこから 握っているのか知らない


いや

石を投げて相手の像を壊していることすら知らない


ただ

当たり前に 普通に
生きているだけのつもりなのだ


「良く」したいと願っている
「悪い」ことがあると
慰めあったり 励ましあったり

繰り返して
なにか 変わったのかな


初めから
この世界はひどく遠かった


瞳に映るなり

粉々に砕けていってしまう世界で

隣にいるあなたにも

ことばは遠く

届かない


見つけた石を取り除き
修復した鏡をもう一度覗き込む作業は

時に 感動をもたらすと共に

酷く 心が折れそうになる


焦ってもしょうがないのに

ぬかるんだ足元は まるで
底なし沼に引き込まれるような気分にさせる


(いっそ抗うのをめればいい)


救いのない状況が救いをもたらすだろう




静止した視点と
日常から外れた意識によって

握りしめていた手を開くかもしれない
或いは気づくかも知れない


自分がどこにいて

なにをしようとしていたのか


その真の意味を

本当はなにを欲していたのかを


* * *

【日記】~気づいて嬉しかったこと
昨日久しぶりにハンドメイドしたら、手芸したい欲・手作りしたい欲が一気に高まってしまいました。

幾つものことが同時にできない質なので、7月に完全自宅開業になってからそれまで趣味でやっていたことが一切やれなくなっていたことに昨日ようやく気付いたわたし・・・

離れていると好きだったことも忘れてしまう人間なのか、それとも大して好きではなかったのだろうと考えていましたが、好きなことは好きなんだと久しぶりに趣味のあれこれに触れるたびに気づかされます。

自分の好きな気持ちは偽物じゃないんだな、たまにしかできなくても好きでいていいんだな、って。
そんな自分への気づきがほのぼの嬉しいです。
(全部処分してやろうかと思っていたので)

今日もありがとうございます。
気候の変動で自律神経のバランスが乱れやすいので皆さまご自愛ください。

ありがとうございます╰(*´︶`*)╯♡ お預かりしたエネルギーが人と地球のために廻っていくよう活動します!