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Inner Voice of Divine Child

人のこころを敏感に感じ取ってしまう

その人が表に出していないもの
抑え込んだもの
気づいていないもの

わたしが知るはずもないと思っているものを既に知ってしまっているせいで、相手はわたしをやりにくい相手とかよくわからないと思うかもしれない

そんなことは少し感じていた


でもふと幼少期に想いを馳せた

わたしにはこれまでの学生時代の記憶は殆どない

薄情なほど ない

写真程度に幾つかエピソード付きのメモリーがあるだけだ

両親に幼いわたしのことを尋ねると口を揃えて感嘆の声を上げる
「おまえが生まれた時は天才かと思った」

「思った」
この過去形が世にいう親バカ精神を露呈している

ふにゃふにゃで眼も開かずに生まれた初めての我が子が、見る間に成長してあれこれ覚えていくのは生命の驚異だろう

そうして親の期待と愛情を一身に受けて育ったこどもに・・・人よりかなり敏感なこどもに
ある日妹がうまれた

わたしはそのときどうしただろう

不思議に打たれた

可愛いと思った
お母さんがそれを可愛がったから

新しい命を慈しもうとした
お母さんが喜び慈しんでいたから

きっと。

母の隣で大きな赤ちゃん人形の世話を懸命に真似ていたというのは母の話してくれたエピソードだ
妹たちと不公平にならないようにと隠されてしまったわたしのアルバム――
最近になって対面したそれに大きな人形が写っていた

写真に写るわたしはもうそれを可愛がっていないように見えた

新しく来たあかちゃんは
可愛くみえたのは束の間で

感じるのは

母親のこころが自分をみていないこと


一緒にいるのに
父も母も
わたしのことを話していても

こころはわたしを見ていない


ああ
ただただ果てしない渇望
繰り返される悲痛な叫び

わたしを見て
わたしの話も聞いて
わたしはここにいるの
お願い!!

気が付けば
わたしは「ぐず」と言われるようになっていた
「わがまま」といわれるようになっていた

なんでもできる「天才かと思った」子は
「できない」方が親と接触が増えると学習した
できても「当たり前」で褒められることがないのだから
できない方が良さそうだと幼いわたしは考えたのだろう

でも「できない」わたしをみる母は
失望と苛立ちに満ちていて
いつも深い葛藤を抱えていて
わたしは決して満たされることはなかった

上手くいくように切り出した会話には突然怒り出す
「お前はいつもそうだ」と


幼いわたしの戦略は失敗した


欲しいものは手にできず
できないダメな人間」というレッテルだけ
自分への認識として手に入れた
本当にそうなのだと思い込んでしまった


どうすればよかったというのだろう

どうすれば
愛されたのだろう

雨が痛い
大粒の雨
濁流がわたしのこころになだれ込んでくる
虚脱感にシンクロしてしまう

でも

こころの雨は
一粒落ちるごと
アルバムの泥を洗い落としていく

涙ぽたぽた
落ちるほど

古い写真は洗われて

微かだけれど
笑顔がみえる
小さなわたしが笑っている

気づいてくれてありがとう
置き去りにされたわたしの痛みを
ちいさなわたしに耳を傾けてくれてありがとう

そうなんだね
過去を切り捨てて前を向いて歩くだけじゃ
限界が来る
過去は切り捨てることなんてできないから

蓋をして
奥にしまい込んで
鍵をかけてみないようにしても
忘れてしまったとしても

全部 大切なわたしだから

「わたし」として影を落としているそれに
光を与えよう
涙の雨を与えよう

ただ

いまはただ 泣こう

それが本当のひかりになるように

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