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1.びわネット販売がやっと動き出します!

エピローグ


ここから私達がネット販売に向けたお話が始まります。
沢山の方々から支援してもらいながらの活動を記していこうと思う。

私の実家は長崎市茂木町で100年続くびわ農家をしています。
実は、ネット販売に向けて実際に我が家のびわの歴史を調べて判った事が『100年続いてる!』と皆んなでビックリしてテンションがとても上がってしまいました。

父は一生懸命美味しいびわを生産していましたが、子供達には農家を継がなくていいと言う人でした。
真意はわかりませんが,
恐らく私達子供達が、やりたい事を仕事に出来ているからだと思います。

長男は、車に関わる仕事をしていて、きちんと生活が出来ていますし、長女聖さんは看護師をしていましたが雄二くんと結婚し、雄二くんはクレーン操縦をしながらお金を貯め、現在は2人がやりたかった居酒屋をしています。
2人は明るく人付き合いが広く、義理人情にも厚い事からいつも沢山の友人に囲まれています。
私の記事には良く出てくるあの2人です(笑)
私はというとヘアー・メイクの仕事をしており、結婚後も子育てしながら仕事を頂いてやっていました。夫はお店等がメインの店舗デザイナーを自営でしている事もあって、とても協力的な夫です。(惚)

病気が結んだ結束

父母が元気な時は私達はサポートとして人手が必要な時にお手伝いをするだけでしたが、父が認知症になり私達家族は一時とても大変な時期も有りましたが、雄二くん、聖さんを中心に涙あり、笑いありの介護が始まったんです。
この話は、【認知症介護は簡単な脳科学だった】シリーズで説明しています。(笑って泣いての記事ですが、ぜひ読んでみてください。)
この期間中(約4ヶ月間)は、ケアに集中していて、畑作業は何もしていませんでしたが、父の状態が良くなった時に、畑作業に連れて行くことになりました。父はびわの木の前に来ると、自然と指を動かし始め、私の質問にも答えてくれるほどでした。

雄二くんは現場肌の人なので、父を良く畑に連れて行って枇杷について父に良く質問していたので、メキメキと上達して私もビックリしました。
聖さんは看護師をしていた事から、いつも一緒に行ってくれる事はとても安心できる事でした。

父の畑は3ヶ所ありますが、その内1ヶ所は足元が悪い畑だったので、私と兄が行ける時に作業をする事を引き受けました。
私が行く時は、夫もこの頃から一緒に行ってくれる様になり、私も心強かった。
夫は農業とは無縁の世界で働いていましたが、いざ畑に行くと、無心になれる携帯を触らない・普段のパソコン作業で猫背になっていましたが、畑作業は腕を上げての作業になり姿勢を矯正的に変えること等メリットも多かった様で、時間がある時は必ず来てくれました。

こうなると聖さん・雄二くん・私・夫は職人気質な事から、のめり込んでいく様になり、びわを育てる楽しみ、収穫の楽しみ、食べてくれた人の反応等、どれも毎年の楽しみになっていきました。

その成果は毎年上がっていき、長崎びわの糖度の平均が10~12度が平均ですが、我が家のびわ達は13〜14度になったのです。
ヤッター!!これも父が育てて繋いでいてくれた縁からの成果で
真面目にコツコツの父の成果が私達の時代で実を結んでくれました。


苦難のコロナ

毎年の収穫は家族や身内、お助けサポーターなど多くの人々が集まり、日頃の報告や各自のエピソードを披露し賑やかだった光景がコロナで一変しました。

農業をしている所はどこも同じ様な経験だったと思いますが、最低限の人数で作業を行わなければならなくなり、収穫・運搬・箱詰め・伝票作成・発送といった作業が1人で負担を最大限に増やし、疲労はマックスになりました。ただし、緊急事態宣言の間、それぞれの仕事がお休みになった事で、嬉しい意外な効果もありました。
それは一粒、一粒、収穫までに向き合う時間がとれた事で、効率的に収穫できる工夫を確立できた事でした。

これだ!と狙って収穫が出来る

枇杷の樹に沢山の袋かけをしますが、一度袋を掛けてしまうと収穫近くまで中の様子が全く見えない為、頃合いを見て全て点検をします。
その時に私達は袋に印を記入するこ事にしたんです。
例えば、
は収穫間近
はもう少し
⬜︎ はまだまだ
は全く熟れていない といった感じです。
そうする事で、次回に誰が収穫に行っても点検するのはのみと解るので収穫時間の大幅な短縮となりました。
今までは収穫担当に任せるだけだったので、膨大な作業をしてもらっていた事に気が付かなかったので、とても貴重な時間を得る事になりました。


次回【なんと!日本初ハートのびわ】
  【驚愕!ネット販売を計画中に】

沢山の方に記事を見ていただけて、有難うございます。
私達は50代メンバーで頑張っていますが、初めてのネット販売に向けた悩みや、考え方、行政機関との取り組み等、記していこうと思っています。
皆さんに共感してもらえたり、参考にしてもらえたり、そんな記事になると嬉しいです。










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