見出し画像

1年6ヶ月の休職期間をどう過ごしたか。①

2022年1月から2023年6月まで休職をしました。

まず大前提として、「休職なんて1・2ヶ月すれば終わるでしょ」、と思ってました。

最初の2ヶ月はびっくりするほど体が動きませんでした。

でもこれ以上休むわけにもいかないと思い、医師に聞くと、まだ休まないとダメと言われました。

3ヶ月目からは休職している自分に本当に腹が立って、買い物依存のようになったり過食したりしてそこからどんどん太っていきました。

相変わらず体が動かないので部屋の片付けはできないし、むしろ休んでいることで悪化してるとさえ思いました。

しかし5月になって、急に調子がよくなりました。
あれ、治った?と思い、医師に報告して6月から復職することに。

6月7月は仕事をしていました。
戻れてよかったという安心感がすごく、仕事も楽しめていました。

自分では仕事はよくできていたと思っていたのですが、7月の下旬に上司から、「やっぱり回復していない。まだ休んでほしい」と…

戦力外通告みたいなものです、自分ではできていたと思っていたのに、この時は本当にショックでした。

そして8月からまた休んでいましたが、仕事がやっぱりダメだったショックでまた調子が悪く、ずっと寝ていました。

ここで通院して1年になるのですが、具体的な病状はというと…

  • 趣味など楽しいと思っていたことはできない

  • 過食

  • 毎日Amazonで買い物

  • とにかく安定した睡眠がとれなくてイライラしている

  • 1回イライラするとものすごくテンションが上がり自制が効かない

という感じでした。
1番のストレスだったのは眠れなかったことです。
2週間に1回の通院で薬を毎回変えてもらったのですが、やっぱり眠れない!となって本当に腹が立っていました。

今まで眠れないとか、早朝に目が覚めてそこから寝付けないということなんて1度もなかったんです。

早朝といっても酷い時は2時、遅くて5時くらいに目が覚めてそこから8時くらいまで寝付けないのです。

冷静になって考えてみれば、YouTubeでも見てればいいじゃんと思うのですが…

「なんでまたこんな時間に!」となり、イライラがものすごく、どんどんテンションが悪い意味で上がっていきます。

これはおそらく不機嫌な高揚というやつで、躁状態になっているのだと思います。


少し脱線するのですが、躁鬱と聞くと「躁」は良い時、「鬱」は悪い時と思われがちです。

しかしまったくそんなことはありません。

むしろ躁の時は感情の制御が効きません。
イライラが抑えられなくてどんどん悪い方にいってしまうのはもちろん、酷い人は多額のローンを組んでしまったりするそうです。
わたしはさすがにそういうことはなかったのですが、でも買い物依存になり、無駄遣いばかりしてしまいました。


また、睡眠に関連してもう一つ困ったことがありました。

それは、薬を飲んで意識が朦朧としているのになぜか家の片付けをしてしまうことでした。

もう本当に、布団に入って寝りゃいいじゃん!っていう状態なのに、意識が朦朧としながらなぜか冷蔵庫の中身やキッチンを片付けまくるのです。

そして朝起きたらゴミがまとめてあって、家が綺麗になっていて、なにこれ???となるのです。

本当に意味不明なのですが、こんなことが何十回もありました。


そして10月になり、炭酸リチウムが処方されました。
医師にはわたしの母が双極性障害2型なのを伝えていたので、遺伝の可能性をずっと視野に入れながら診察してくださっていました。

飲み始めると、驚くほど効きました。

最初は炭酸リチウムが何の薬なのかよく分からず、抗うつ薬もいろいろと変わったりしていたので調べもしなかったのですが、
最近調子が良くて眠れてるな、と思いふと調べたら躁鬱の薬だったことがわかり、医師に躁鬱でした?と聞きました。

炭酸リチウムを処方された時にわざわざ「あなたはうつ病じゃなくて双極性障害です」なんて言いませんからねw

そしたら、そうです、自覚はないかもしれませんがかなり情緒不安定でしたよと言われ驚きました。

自分では情緒不安定だなんて思っていなかったし、自分は安定している!と思い込んでいたからです。

眠れるようになり、ストレスも減り、実はずっと情緒不安定だったという事実を知り、だんだん自分のことを客観視できるようになってきました。

よくなってきたと上司に報告して、年明けから復職したい旨を伝えました。

そしたら、じゃあ動こうかと。
でも1回復職に失敗しているので、会社側は慎重でした。

そして年末、リワークセンターに通ってみてはどうかという提案をされました。

どんなところかよくわかりませんでしたが、1月に説明会があったので、早速申し込みすることにしました。


今回はここまでです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?