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衝突が人生を輝かせる理由 〜コンフリクト・マネジメント〜①

衝突はあなたにとってデメリット?

あなたは衝突をすることが好きな人だろうか。
それとも嫌い?
私は嫌い。
だけどメリットにはなる事を知っている。

マネジャーをやっていれば
衝突は日常茶飯事だ。
仕事に限らず家庭でもそう。

衝突など生きていれば当たり前なのだ。
そんな衝突をただの
「嫌なもの」
としておいたらもったいない。

今の平和は衝突の上に建っている。

両親がけんかをしないで互いに不満を持って今の今まで生きてきていたら
今のわたしはいないかもしれない。

いつも、衝突をして理解が深まり、新たな気付きが生まれるのだ。
もちろん、戦争を肯定する気はない。
ここで言う衝突とは暴力による衝突ではなく、考え方の衝突だ。

例えば
風邪をひいて熱が出て苦しい時にパートナーが
「あの靴下どこにしまったっけ?」
と言われたあなたはキレる。

なぜキレる?

人によると思うが、寄り添ってくれないことが悲しいからキレる。
「そんなの知らない!」
と言われたパートナーはキレる。

なぜキレる?

「なんでそんな言い方するんだよ!」
と言い方の強さにキレて衝突が激化する。

ここでただキレあっていてもそれはただの衝突だ。

相手と自分、何を望んでいるか重なる部分を探す

感情的になればなるほど自分の望みを通したいという気持ちが強くなる。
そして相手を評価する。

「なんでこんな辛い状況にいるわたしの気持ちをわかってくれないんだ!」
理解力がない!人の気持ちがわからないサイコパスだ!

互いにそんなことをし始めると和解は遠のく。

本当の望みは、相手に自分の辛い状況を理解してもらってお互いの笑顔を見て幸せに暮らすこと。だけど、そんな人は当然自分が逆の立場だったら気持ちに寄り添い「大丈夫?心配だな。おかゆとおじやどっちがいい?」と言葉をかける。
しかし、相手の価値観では自分が辛い時にあまり言葉をかけてほしくなかったりもする。
だから相手からの優しい言葉がけがうっとおしくすら感じられたりすることさえあるのだ。

価値観は近距離だと別物、遠くから見ると似た形をしている

いくら似た価値観同士で近寄ったとしても、価値観はやっぱり違うのだ。
衝突をメリットに変えていくには、それを認めた上で互いの目指すゴールの共通点を探す

互いの共通のゴールはけんかの時にはなかなか決められない。
だから仲直りした時に話し合うといい。

互いに「10年後どんな人生だったら最高だと思える?」と問う。

その答えには共通点があるはずだ。
「苦しい時でもお互い笑いあえている」とか
「相手の価値観を受容しあえている」とか
どうあったら幸せなのかをちゃんと言葉にしておくと
衝突した時、もしくは衝突したあとに二人が「戻る場所」として機能する。

同じ場所を目指す仲間でもあったのだと思えたら、
その衝突は「不快なもの」から相互理解のための「試練」に変わる。

ゴールの共通点を探す対話をしてみよう。






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