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【場面緘黙克服記⑫】弟が生まれる。転校(小2)

朝の登校渋りは相変わらず。クラス替えはなかったものの、担任が変わったり教室の階も変わって、新しいことはやっぱり苦手です。そんな中、急に決まった引っ越し転校。そして同じ時期に弟の誕生、と激動の2年生の1学期でした。

転校は緘黙児にとっては、改善のチャンスでもあります。転校をきっかけにしゃべれるようになる子もいます。転校が吉と出るか凶と出るかは、人それぞれのようですね。

新学期スタート

二年生になりました。
春休みにだいぶ元気を取り戻しましたが
その反動がくるんじゃないかと思っていたら
始業式前夜、布団に入ってからメソメソ
入学式に出たくない」と。

どこの学校でもそうなんでしょうか。
二年生がステージに立って歌・ピアニカの演奏
一綸車・縄跳び・昔遊びを披露します。

昔遊びなどのパフォーマンスはひとりひとつやるところを
息子はできるのがなくて特別に免除されましたが
全員でやる歌とピアニカはやるわけで。。。

「できなかったらやってるフリでいいよ」と言いましたが
ステージに上がること自体いやなんですね。
明日は学校に行きたくない」とチックのような症状まで出て。

本番まで毎日学校があって、練習してきて「明日がんばろう」
ならまだしも、長い休みの後の新学年、担任も誰になるか
わからない、こんな状況でいきなり入学式の晴れ舞台に
なんて息子には酷な話だ。

本人が先生に相談できるとも思えないので
親がいうのも甘いかなと思いつつ、どうしても無理なら
見学で、出るか出ないかは先生の判断にお任せしますと
お願いしてみようかなぁと思いつつ その日は就寝。

始業式の朝です。

クラス替えのない二年生は そのまま整列。
旧担任の先生の姿が見えないけど、もしや・・・
転任になってしまったそうです。

息子のクラスは 若い女の先生でした。
親しみやすそうで好印象。
仲良くなれるといいな~。

なぜ私が朝からそんなことを知っていたかというと
息子が連絡帳を渡せそうになかったので
始業式が終わるのを待って
先生に一言挨拶してきたからです。

入学式は見学かな
あきらめ半分で先生に託してきましたが
なんとかその後の全体練習にも参加し
ステージに上がったのでした。

歌は歌えなかったし
ピアニカもひけたのか怪しいのですが
ステージに上がれただけでもがんばったよ。

さてさて
明日からどうなりますやら。

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