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カメラを始めたら、フィルムに還った。

こんにちは
はるかです。

今日は、カメラを始めたらフィルムカメラに還ったお話をします。

わたしが高校生までは写ルンですが主流でした。
いつの間にかフィルムよりデジタルという流れになっていたようですが、全くカメラ業界の流行に遅れていたわたしは、

いきなりデジタルカメラを始め、
フィルムカメラを再びやりたくなったという流れとなります。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

何も考えずに撮ってみたくなった

カメラを始めて6年目くらいのことです。

カメラを撮る時の撮り手の心を深く捉えたくなった時がありました。

光を読み
F値を決め
シャッタースピードを決め
ISOを決める

それらを氣にせずに、
ただ撮りたくなった時がありました。

カメラを撮る時に意識していたコトを1度まっさらにしたくなりました。

どうしたら撮れるかな?と考えた時に、
住んでいる市の近くでフィルムカメラの塾が開催されると知り、すぐに参加申し込みをしました。

フィルムカメラを持っていませんでしたので、
塾の先生にミノルタを借りました。

久しぶりのフィルムカメラは
よいしょ よいしょと一生懸命フィルムを巻きあげ限りあるフィルムの中でいかに自分の写真を表現するのかという面白さがありました。

ピント合わせももちろんマニュアルです。

赤ちゃんや子どもたちを撮り慣れているわたしは、動きの速さにマニュアルフォーカスが間に合わず何度もピントがブレる写真が出来上がりました。


フィルム1枚目

ただ、それもフィルム写真のよさでした。

完璧に撮りたい
ちゃんと撮りたい

と感じていた当時は肩の力を緩める時間となりました。

新しいフィルムのセットは、
大雑把だと自覚しているわたしにとって息をのむ時間でした。

このフィルムに指が触れてしまってはならない。
空氣になるべく触れないように。

慎重に慎重に。

この時間もカメラと写真と丁寧に暮らすいい時間でした。


宮島にて。

1枚の価値

フィルムカメラで写真を撮っていると
今までとは写真1枚1枚の価値が全く違いました。

今まで当たり前に何枚も撮れていた写真が限りある写真となった。

今まで当たり前に撮ったらすぐ見れていた写真が現像するまでちゃんと写っているかも分からなくなった。

今まで当たり前にピントを合わせていた写真が、ピントが甘いのが何枚もになった。

今までの当たり前が全て覆りました。

1枚の写真への意気込みが違います。

いい写真かどうかではなく、
撮れているかどうかなのです。


1枚の写真
1回のシャッターが
めちゃくちゃ大切になりました。


あくびの瞬間の奇跡。

価値に氣がつけた豊かさ

フィルムカメラとの時間が
本当に豊かだと感じるようになりました。

写真に価値を見出すと、
撮る時の背景や心の価値も上がります。

あらゆる価値に氣がつけた豊かさがありました。

自然と目の前の価値も感じられるようになりました。


はるかポートレート。

フィルムカメラのおかげで、
わたしは益々デジタルカメラの面白さ
撮り手の面白さを味わえました。

深い体感とともに、それからのデジタルカメラは今までとは全く違う感覚を持ち撮影できています。


ぜひ、
原点に還りたい時は
フィルムカメラをオススメします。


今日は、カメラを始めたら、フィルムに還ったお話でした。

最後まで読んでくださりありがとうございます✨

フィルムカメラは、
旅先では容易にフィルム交換ができなかったので、いつもシャッター数を氣にしていました。

1日1フィルムくらいが、
じっくりと写活の時間を味わえてよかったです。


今日も原点回帰を🌟




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