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自転車シェアリング事情 in アイルランド

風薫る爽やかな季節になってきましたね!

でも、ここ数週間のアイルランドの天気は乱高下。初夏のような暑さの後は、手袋が必要なほどの寒さ。今朝は霰まで降りました。

こんな季節ですが、自転車を楽しんでいます。
我が家は、大人用自転車は保持しておらず、乗る時はレンタル。

表題の写真は、ダブリンで展開しているレンタル電動自転車MOBYです。前輪にあるナンバリングは、なんと、登録番号一台目「0001」。珍しいので写真に撮ってみました(笑)

使い方は簡単です。
携帯にアプリをダウンロードして、クレカを初期登録し、€10程度のプリペイドを支払うだけ。
実際に乗車するときは、アプリ内地図で利用可になっている近場の自転車を探します。そして現場に行き、自転車に刻印されている二次元バーコードをアプリにかざすだけ。ロックが外れ、動かせるようになります。
利用時間に応じて課金され、返却時に料金が引き落とされます。
利用中はアプリで、現在位置が管理されており、利用可能エリアから1mでも出ると、電光部がビカビカ光り、警告音が鳴ります。(恐らく、その後にロックがかかるのでは、と。予想。)

いつも利用するこのMOBYの他、ダブリン市内には非電動のもっと安いシティサイクルも2〜3社展開しています。
それぞれで利用可能エリアやステーション位置が異なっているので、自分の利用用途に応じた会社を選ぶことができます。

Covidのおかげで、都市型生活様式が変化し、この一年で自転車用のレーンの整備が随分と進みました。自動車の対面1レーンを潰して、自転車レーンにする、と言った大規模な改修が行われています。
この変更には、賛否両論ありますが、行政は広く住民の意見を募って進めています。

日本にいたときは感じなかった地域行政の存在ですが、今は距離感がとてつもなく近いです。私は単なる移住者なのに。
これは、地方行政への選挙権が、住み始めてから一年(たしか)で貰えるということからも感じられる社会構造の違いです。構造というか、市民の意識というべきでしょうか。

国があり、地方行政があり、自分たちの住む町や村がある。その中で自分たちの住む環境をどのように整えていくか、という事が身近な課題としてあります。
地方議員も身近です。ソーシャルコミュニティで課題が起これば、議員の〇〇さんに連絡取ろう、とか、内輪のWhatsappのやり取りで出てきます。

折に触れて、市民とは、ということを考えさせられます。日本の地域社会は硬直化しているのかなあ、とか。本来ならアクティブに動くべき世代が、日々の生活で忙しすぎるのがそもそもの問題のように思えます。

、、、脱線してしまいました。
今日はここまでです。
読んでいただき、ありがとうございました!

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