他宗派の住職との出会い-私の離檀記

亡父の供養を通して菩提寺に不快感や疑問を感じる中、私は継ぐ人のいない母の実家のお墓を何とかしなくてはいけないという課題も抱えていました。

そんな中、良心的な価格で永代供養を行っているお寺(我が家の菩提寺とは別の宗派)を父の葬儀でお世話になった葬儀屋さんにご紹介していただく事になりました。

実際に住職にお会いしてみるとすごく感じの良い方でした。(お墓に向かう時、水の入ったバケツを持っていたら「持ちましょうか?」と言ってくれる等)

そして何回かお会いするうちに「本当に人柄の良い方だなぁ。菩提寺から離檀して、この方に我が家の法要もしていただきたいな」と思うようにありました。

この前も色々お話するうちに「私は発達障害者で統合失調症を患った事もあるんです」という話題になり、その時に「この事を菩提寺さんは知っているの?」と聞かれました。菩提寺に自分の病気の事を話すなんて一度も考えた事がなかったので、何と言うか衝撃でした。でもたぶん話してもしっかりとは理解してくれないだろうし、菩提寺はものすごく忙しいのでそんな事を話す暇がありませんし、そもそも「話したい」と思えないのです。

自分が菩提寺の事を信用していない事に気がついた私は本気の離檀を決意し、その日のうちに菩提寺に電話をかけたのでした。

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