父の他界をきっかけに-私の離檀記

祖父の遺品整理の際出てきた菩提寺改修のための集金マニュアルを見て、漠然と「こんなお寺嫌だな。離檀したい」と思い始めた私でしたが、その頃は父もまだ存命、母も頭がクリア(現在は軽度認知症)で私が先頭に立って菩提寺と付き合わなくてはいけない状況ではありませんでした。なので、離檀に向けて特に何かした訳ではありませんでした。

しかし、祖父の死から8年後、父も他界しました。そしてその少し前に母も軽度認知症と診断され、いよいよ私が先頭に立って菩提寺と付き合わなくてはいけない時がやって来ました。

でも父の葬儀の時には特に嫌な感じはせず、むしろ逆に祖父母が他界した時よりも色々わかりやすく親切になっていると好感を持ったくらいでした。

けれど葬儀の後が最悪でした。
住職に「親戚の◯◯さんはものすごく信心がある」と比べられて暗に「あなた方には信心がない」と言われたり、四十九日法要の時には「haru家の人たちはお参りの仕方が悪い」と叱られました。でも別に叱られる事自体は嫌ではないんです。ただ叱るなら、母と私二人だけの時にして欲しかっただけ。お客さんとして来てもらっている親戚を巻き込んでしまって本当に申し訳なかったです。

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