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007 ロシアより愛をこめて

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1963年のイギリス/アメリカ映画。スパイアクション作品『007』シリーズの『ドクター・ノオ』に続く第2作目です。主演は初代ボンド、ショーン・コネリー

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若くて濃ゆ~いコネリー。この頃、30代前半。

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こちらは渋~い、おじ様コネリー。『ザ・ロック』(1996年)の頃。
カッチョいいなぁ!


オープニング・タイトルが斬新

まずは、こちらのオープニング・タイトル・シークエンスをご覧いただきましょう。

良いですねぇ~♩

「これから 007 が始まるよ~!」という雰囲気が溢れていて、ワクワクしませんか? 本作のオープニングは、ロバート・ブラウンジョンがデザインしたもの。

別記事『007 ゴールドフィンガー』でも触れていますが、007 のオープニングは、この頃からずっと独自のスタイルが守られているんですよね~。なおかつ、毎回観客を「おお!」と言わせるデザインで魅せてくれる。

こちらも、あわせてご覧ください♩
▼『007 ゴールドフィンガー
▼『007は二度死ぬ
▼『007 スカイフォール

このオープニング、結構セクシーなテイストで作られていますよね。本作の公開当時1963年といえば、わたしはまだ生まれていなかった頃。

’60~70年代の子どもの頃の感覚が呼び起こされるのか、すっかり大人になったというのに、今観てもなんとなく "子どもが観てはいけないもの" 感があってドキドキしちゃう。笑

意外にも猫映画♡

本作ではショーン・コネリー扮するボンド(007)が、国際犯罪組織「スペクター」 (SPECTRE)を相手に活躍します。

冷徹なスペクターのボス("No.1" と呼ばれています)が、いつもお膝に抱っこしているのが――

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ネコチャン♡ カワイイ♡ めちゃ美形さんです! モフモフ~♩

『ゴッドファーザー』のドン・コルレオーネといい、悪のボスにはなぜか猫がよく似合う。

タチアナよりもローザを推したい

本作でボンドガールを務めるのは、タチアナ・ロマノヴァ役のダニエラ・ビアンキ。

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美しい~!


ですが

こちらの方を、ぜひご紹介しておきたいのです。

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ロシア(当時はソビエト連邦)のローザ・クレッブ大佐こと、"スペクター No.3"(ロッテ・レーニャ)。No.1 の命を受けてボンドを狙う、スペクター幹部です。

華やかでセクシーなボンドガールとはうって変わって、地味なおばさん(ごめんね)。でも、そこが "いかにもロシアの女将校" な感じで、良い!

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このビン底メガネ! 仲本工事か。笑

彼女の必殺武器は、ご存じ――

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毒ナイフを仕込んだ靴!! シャキーン!!

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ボンドに接近するために、ホテルのお掃除のおばちゃんにだって変装しちゃうのだ。

いいキャラクターだな~♩ 本作では、ぜひ彼女にも注目していただきたいです。

「スペクター」の正式名称

ところで、悪の国際犯罪組織「スペクター」(SPECTRE)の正式名称ってご存知ですか?

英単語としての "spectre" は、"幽霊" とか "化け物" といった意味なのですが、実は……

SPecial Executive for Crime Terror, Revenge and Extortion
(犯罪テロ、復讐、恐喝のための特別執行部)

の頭文字を取ったものだったんですね!

こちらのトレーラーの 3:13 あたりに出てきます。

なお、英語版 Wikipedia には

SPecial Executive for Counter-intelligence, Terrorism, Revenge and Extortion
(対敵諜報活動、テロ、復讐、恐喝のための特別執行部)

という説明もあったので、時代によって違うのかも。

いずれにせよ、"NASA" とか "CIA" みたいな略称だったのね!

銃の構え方が気になる……

小ネタなんですけれども、わたしにはある気になることが。

上のトレーラーを観ていると、ボンドにしても悪役にしても、みんな肘を曲げてウエストのあたりで銃(ハンドガン)を構えて撃っているんですよね。パン、パン、って。下手すると片手で撃ってる時もあるし!

あんな撃ち方して大丈夫かな。ちゃんと肘を伸ばして肩の高さで構えないと、反動すごいよね……。と気になってしまう、ゲーマーのわたし。笑

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エンド・オブ・ホワイトハウス』は、ちゃんと構えてる。

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クレイグ・ボンドも、ちゃんと構えてる。

うん。よし。(誰。笑)


▼ 007シリーズの関連作品

▼ 全作品インデックスはこちら


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