SNSからの自己防衛

SNSは情報が多すぎる。
とあるアンケートによれば、見れば見るほどストレスになるのだとか。

「知らないこと」を恐れるあまり、見たくもない人の見たくもないプライベートを垣間見る。
ただ、それも言わば作られたプライベートで、いかに自分が良い状態にいるか着飾ってみせ、無意識に人を攻撃する。

「この人はこんなに楽しそうなのに自分は…」
そんな感情を与えてしまっているのである。

全ての情報を確認することなんて不可能なはずなのに、確認を怠ることを恐れ何時間もスクロールを繰り返す。

ここ最近、そんな行為があまりに疲れるので、「この人の投稿を見るのは疲れるな」と思う人の投稿はもれなくミュートするようにしている。

便利な機能が備わっているものである。
相手に何も知らせずに自己防衛する機能がちゃんとあるのだ。

はじめは見ないことで不都合があったらどうしようと不安になったものだが、意外となんにもない。

人との繋がりなんて深そうで浅いようだ。

誰かが楽しそうにカフェでくつろいでいることも、素敵なお宿で宿泊していることも、別に知らなくていい。実は。

本当に楽しかったことならきっと、会った時に思い出話で話してくれるはずだ。

そこに出ない話題なんかただの日常で、他人が血眼になって確認する事柄などでは無い。

そんな物事で一喜一憂、ため息を着く事態に追い込まれるくらいなら、本を読んだり、いつか行く旅行のプランを立てたり、ずんの飯尾さんのギャグを見ていた方がよっぽど心の栄養になる。

もちろん全部見ないなんてする必要はないけれど、即ミュートはやってよいと思う。

毎日見るスマホが明日の楽しみに繋がるように。


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