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【読書感想文】付加価値のつくりかた


こんにちは、嘉瀬遥です。

今回は久しぶりの読書感想文です。
 

「付加価値のつくりかた」
田尻望著/かんき出版
 

最初に、著者の紹介をさせていただきます。
 
田尻望
株式会社カクシン 代表取締役 CEO
京都府京都市生まれ
大阪大学基礎工学部情報科学科にて、情報工学、プログラミング言語、統計学を学ぶ
2008年卒業後、株式会社キーエンスにてコンサルティングエンジニアとして、技術支援、重要顧客を担当
企業向け研修会社の立ち上げに参画し、独立
年商10億円~2000億円規模の経営戦略コンサルティングなどを行い、月1億円、年10億円超の利益改善企業を次々と輩出


 
それでは、感想を書いていきたいと思います。
ここからはネタバレになるのでご注意を!



 
 
「付加価値」が重要であることは誰でも知っていますが、その定義や「仕事ができる人や業績のいい会社がどうつくっているのか」はあまり知られていません。
 
まず、言葉の定義を明確にすると、
価値:その商品やサービスに対して「お客様が『これには価値がある』と感じるもの」
付加価値:「お客様のニーズに応えるもの」
と記されています。
 
付加価値が生まれるのは、相手のニーズを満たしたときであり、ニーズを超えた部分は「ムダ」となってしまいます。
 
付加価値は大きく3つに分類されます。
 
①置換価値
今使っている製品やサービスを他に置き換えることで、これまでと同様の満足感をキープしつつ、より便利にしたいというニーズを満たす価値
(例)タクシーの代わりのウーバー
 
②リスク軽減価値
リスクを減らしたいというニーズを満たす価値
(例)パソコンのセキュリティソフト
 
③感動価値
今より高いステージの感情に心が動く「感動」に対して感じる価値
(例)鍼灸整骨院で治療を受け、可愛い孫を思いっきり抱っこでき幸せを感じる
 
 
続いて、著者が新卒入社したキーエンスが、他社を圧倒する付加価値を生み出しているポイントとして、
*マーケットイン型
*高付加価値状態での商品の標準化
*世界初・業界初の商品
が挙げられます。
 
特に、徹底してマーケットイン型で新商品を企画しています。
 
商品の強みではなく、お客様の困っていることを起点として商品を作っています。
念密な分析をもとに仮説を立て、「こんなものを作ったら、買っていただけますか?」とお客様に聞き、仮説が正しいと確信した上で商品開発を行うとのことです。
 
 
今回の気づきは、
1)感動価値を与えること
2)マーケットイン型の考え方をもつこと
です。
 
1)感動価値を与えること
これは仕事だけではなく、あらゆる人間関係にもあてはまると感じました。
感動を与えることにより、また会いたい人となれると思うので、まずは親しい人から感動価値を与えられるように考えて行動します。
 
2)マーケットイン型の考え方をもつこと
日々行っているコミュニケーションにもあてはまると感じました。
自分が伝えたいことではなく、相手が聞きたいことは何なのかを常に意識してコミュニケーションをとります。
 
 
最近読書の時間がとれていなかったため、改めて読書の大切さを感じました。
毎日10分読書することから継続します。


いつもありがとうございます♪

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