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313.WBC開幕間近!14年間続けた野球の魅力を語ってみる

日本中が注目しているWBC。
いよいよ3月9日の日本vs.中国から侍ジャパンの初陣となります。

さて、出場選手の発表から一ヶ月。
着々と選手の調整は続いているようです。

かくいう僕も、野球は今までの人生で最も時間と情熱をかけて取り組んできたこと。
約14年間、野球生活を過ごしていました。

改めて、なんでこんなにも続けられたのかなと思うときがあります。

WBCも間近に控えた今。
僕なりの野球の魅力を書き記そうと思います。

セットプレーであること

よくよく考えたら少ないかもしれませんが、野球とはセットプレーです。

一球一球、プレーが止まります。
サッカーやラグビー、バスケットボールや卓球など他の球技は点が入るか時間制限で区切られますが、一球一球、点が入らずとも止まっては動き、止まっては動くを繰り返すゲーム進行になっているのはなかなか少ないように思います。

そして、たった一球で試合展開が大きく変わります。
どのスポーツでも、この一点が大きな転機となるプレーはありますが、例えば満塁ホームランで4点追加になると、もう一度ひっくり返すのはなかなか難しい上、バスケットボールみたいにすぐ反撃し返せるというわけでもありません。
その一回で大逆転を生み出せるのは野球の醍醐味の一つだと感じます。

またその一球ごとに戦略を考えられるので、じっくり頭を使って行うスポーツだと思います。

ここはどこに何の球を投げるか、どういうバッティンゴをする必要があるか、どこに守備位置を取るか、一球のプレーで大きく変わります。

僕は外野手でしたが、一球ごとの守備位置の微調整はしていました。
カウントによって、またバッターのタイミングの取り方、前の打席の結果、スイングの仕方、ランナーのリード、投手の次に投げるコースと球種によって、ポジションは数歩レベルで変わります。

そういった微調整ができるのも、流れの中ではなく完全セットプレーだからこそ着実に行える野球の工夫の一つです。

ホームランバッター9人が最強ではないこと

打って投げて守って走る。
野球は単にやることがめちゃくちゃ多いです。
打っていればいいだけの人を集めても、最強の点取りチームができるかといえばそういうわけでもありません。

9つのポジションはそれぞれ適性がありますし、それぞれのポジションで考えることも全く違います。

僕はセンターを守っていましたが、同じ外野手でもレフトもライトも全然違う考えを持って守る必要があります。
また、一番バッターとニ番バッターでもそれこそ全く違います。

十人十色。
9人が9人それぞれの特長を活かしてこそ、強いチームになるというのも魅力の一つだと思います。

野球は「人」が点数になるスポーツ

また他のスポーツにないのは、「人」が点数になる競技だということです。

だいたい球技はボールの行方が点数につながります。

ゴールに入ったらとか、コートから外れたらとか、人以外のものが点数になるのが多くある球技になっています。
野球はどうなったら点数になるかというと、人がホームベースを踏んだそのときです。

打球がスタンドに入ったとしても、人がホームベースを踏まなければ得点になりません。
点数を取ることは「ランナーが帰ってくる」「ランナーを帰す」と言います。

打線は「つながり」で、次のバッターには「つなぐ」と表現します。

野球は人をつなげるスポーツなのです。

そう考えると、結構特殊なスポーツかもしれませんね。

感動を生むのも、一人で点数を取るのではなく目に見えたチームワークが成し得るものだからかもしれません。

WBC、楽しみです。
過去最強クラスの布陣だと思っていますが、勝負事は何があるかわかりません。

それがまた楽しみで、どう戦うのか今からワクワクが止まりませんね。

世界的にはサッカーやクリケットの競技人口と比べると全然少ない野球人口ですが、こうして楽しみや魅力が広がっていけばと思います。

将来的に野球に関わる仕事ができれば嬉しいなぁ。

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