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338.第二章が終わったので、章ごとのタイトルの付け方を書いてみる

またまたオフトーク的な感じで書いていきます。

noteで小説を連載するってどうなんだろう、と思いながら、「創作大賞2023」に応募して投稿を続けています。

短編の話ならともかく、数記事に渡って読む、なんて動きはnote上どれほどあるんだろうと思っています。

まあ、noteの新しい形を模索できればいいかなとも考えながらとにかくやってみることを大事にしてコツコツと公開を始め早くも第二章が終わりました。

目次でもわかるように、今後このように章立てが並んでいます。


一 真夏の中のコスモス
二 夢に落ちるその刹那まで
三 一枚の葉で知る
四 桜はじっと春を待つ
五 夢から醒めるその刹那のような
六 真夏の中にコスモス

この章のタイトル、どうやって決めているかというと自分なりにルールを設けています。

一応、なんとなく章の雰囲気で決めているわけでなく、ちゃんと先を考えて創っているんですよ。

最後のシーンで意味がわかるタイトル

それぞれの章の最後のシーンは、特に力を入れて書いています。

何かカタルシスが感じられるような、浄化、郷愁、一言にまとめてエモさ、みたいな、締め括りに相応しい展開と文章構成にしています。

その中でも、タイトルはその最後のシーンが終わった時になるほど、と思えるように設定しています。

例えば第一章だと、『真夏の中のコスモス』という章タイトル。

最後のシーンは、コスモスの旬としては若干早い真夏の季節に、コスモス園に行ったところで話は終わっています。

暑いな、という一言で終わるのは、まさに真夏の中であることをわかりやすく表しているのです。

第二章のタイトルは『夢に落ちるその刹那まで』。

ダブルヒロインの一人である河瀬冬加との夜の電話を終え、眠りにつくシーンで終わります。

眠りに落ちるその刹那、何を思っているのか。

そのシーンが章タイトルと連動するようにしました。

さて、これからは第三章『一枚の葉で知る』。

個人的にはこの第三章の終わりのシーンと、タイトルの掛け合わせが一番好きです。

ちょうどこの章を書いたときは、一葉知秋、という言葉を知った頃でした。
これは物語に組み込みたい、と思った四字熟語でした。

この熟語が物語にどう入り込んでくるか、ぜひご覧いただければと思います。

ダブルヒロインが動く第三章となっています。

夏が終わり、秋がやってきました。

季節の変わる頃は、物語が動きます。

一枚の葉で、秋を知る。

お楽しみに。

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