私はカメラマンの端くれとして生きている。 簡単にいえば写真を撮って、それを誰かに渡す仕事だ。 なんでこの仕事を選んだか、という話はまあいつか話すとして 今日は「私がそれでもこの仕事を続ける理由」を話そうと思う。 カメラマンという仕事は割りがいい仕事ではない。 収入が高い人もいるけどごく一部、残念ながら私はそちらの部類ではない。 それでもやめないのは純粋に「楽しい」からだ。言ってしまえばやりがいがあると私は感じている。 例えば、結婚式。 新婦様の手紙に誰かが涙した瞬間。
わたしとカメラの付き合いは結構長い。 記憶があってれば、初めて自分専用のカメラを持ったのは8歳ごろだと思う。 1 初めての自分専用カメラ 記憶があっていればそのカメラの名前は 「富士フィルム nexia Q1 Zoom」 というちっちゃなカメラ。 群馬の山で黄色い花を撮った記憶しかない。 けど、お出かけのたびに首から下げてた。 ちょっと笑ってるように見えるデザインが好きだった覚えがある。 買って欲しい、ってせがんだかどうかまでは覚えてない。 たぶん父親が、そっとくれたん
私が写真を撮り続ける理由は一言で表すことが難しい。 この考えは半分以上が後悔でできてるからだと思う。 私が中学生の頃。 思春期真っ盛りの私は、遠方地に住む祖父の家に出かけた時、祖父の歩くスピードの遅さにイラッとしてしまった。 イラっとして、むすっとした顔で横を通り過ぎた。 別に祖父が嫌いなわけじゃないのに、そんな態度をとってしまった。 その後出かけた場所で、写真を撮ろうと言われたけど 写真に映るのがとにかくに嫌だった私は(太ってる、見た目に自信がなかったんです) 何かと理
フリーランスとして働いて2年が経った。 元々、会社員を辞めてどうしようもなくなって 「もうこれでやるしかない」とある種の覚悟を決めて飛び込んだ業界がカメラマン業界だ。 風当たりは強く、技術職であり体力職で 給料がすごく高いわけではなく いろんなものが経費という名前で飛び去っていく。 フリーランスつら。 なりたいって人はたくさんいるけど 全て自己責任の世界で生きるのはまあまあしんどい。 私が楽しくやっているのは周りの人のおかげと 自分にこの仕事があっていたっていうそ
突然ですが、私は印象派が好きです。 モネ、ゴッホ、ゴーギャン、たくさんの作家たち。 彼らのどこか写実的じゃない世界を見るたびに 「彼らに見えていた世界」に思いを馳せてしまう。 その中でも、特にモネは「空気」を描くのがとても上手だと思っている。 モネの作品には 同じ物や場所を、何年も何枚も書いているものがある。 同じ場所でも、季節や時間帯によって変わる表情の変化があって それを絵という世界に落とし込むのが本当にうまい。 それを見て思ったのは 「カメラでも同じことをしたい」
初めまして、カメラマンのはるかです。 ノートを書いてみたいなぁ、と思ったのは 自分の思考整理のアウトプットの場所を出してみたかったから。 あとはわたしの人柄(インスタグラムでわかりそうだけど)を知ってもらう一つのツールとして いいんじゃないかと思ったからです。 きっとコレから、このノートでは ・私が普段考えていること ・私なりのカメラとの向き合い方 ・カメラとは関係ないチンチラの情報 ・たまに真面目なカメラ技術面の話 をする予定です。 気になってくれたらみていただけた