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読書記録37📚「沈黙のパレード」東野圭吾

<あらすじ>
突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。 容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。 だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。 さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。


<レビュー>
⭐️⭐️⭐️⭐️
久しぶりの東野圭吾ガリレオシリーズ。今回の作品は、「容疑者は一人ではない」というのがポイントみたい。町一番の美少女が殺害され、その復讐を町の親しい人物同士が協力して実行する物語。登場人物の各々の思惑が複雑に絡み合って、次々に新たな展開が待っていて、今回も読み応えばっちりでした。


ただ、犯罪に関わっている容疑者が多い分、ガリレオシリーズならではの犯人に抱く同情っぽい切ない感情があまり沸かなかったな〜と思いました。あと個人的にですが、最後の真実のそのまた先の真実のインパクトが弱くて評価は⭐️4つにしました。

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