金曜日の夜、久しぶりに夜風に当たっている。
街中はなんだか静かだ。

最近散歩しながら、こんなことを考えていた。

とある帰り道、たまにそんな日もあるが
色々とうまくいってなんだかご機嫌な日。
よし！今日はうまく1日をやり過ごせたし、ひと駅ぐらい歩いてみるかな〜帰ったらあれとあれをやって、
そうだ！あの人にも連絡してみよう！
そんな風に分かりやすく、前向きに考えることができる。
これが、うまくいかないとどうだろう。
帰り道はやや破壊的な心持ちになり、自暴自棄にもなり得る。たまにはいいかもしれないが、なるべくそんな日は過ごしたくないものだ。

もっと、幼かった頃、
私は苦労こそ大事で、歯を食いしばった経験は糧になる。嫌なことがあった分、きっといいことがあるさ！
苦しい経験はきっと大きく私を成長させてくれるさ…✨

そんな風に遠い目をして、しんどいことがあっても
そんな自分を憐れみ可哀想に同情しながら
なんだかある意味自分の置かれた境遇に酔っていた。

なるべくなら、しんどいとか痛い目にあって成長！
みたいなフェーズはもう超えたと思いたい。
そんなんしなくても成長できるし、毎日いい気分で過ごせるにこしたことはないのではないだろうか。

だからね、時折思うの。さっきみたいにルンルンの帰り道。どう考えたって、ご機嫌になった方が生産性は上がるはずなのに（行動も促される）、どうしてもし神様がいるとするのなら、そんな風に私たちをご機嫌で常にいられるようには導いてくださらないのだろうと。
どう考えても楽しい方がいいはずなのに、あえて困難をこちらによこすのは…？

たしかにありがたみを忘れていたら、時折そういうことが起きて学びにはなるのかもしれないが、
先回りしてきちんと感謝したり優しい人に心に闇がさすようなことをどうしてプレゼントしてくるのか私には不思議で仕方ありません。