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ニコラ・ヨキッチMVP受賞!

 ヨキッチがMVPを受賞しました!
 シーズン中盤からエンビードと共にMVPの筆頭候補と言われ、センターの復権を象徴するMVPレースでした!センターがMVPをとったのは2000年のシャック以来です!

◾️ヨキッチのこれまで

 ヨキッチはその見た目からもわかるように決していわゆる筋骨隆々超アスリートタイプのNBA選手では全くありません(笑)
 むしろ、子どもの頃はめちゃくちゃ太っていたり、昨シーズンバブルで絞る前まではNBAでもトップレベルのゆるキャラルックでした。
 そんなヨキッチに否定的な意見も多かったです。ナゲッツのHCマイケル・マローンが本日着用していたシャツにはヨキッチへの批判が書かれています。

 本人もかなり陽気でのんきな性格で、NBAドラフトされた際は寝ていたそう(笑)お兄ちゃんに起こされても起きなかった、というような話を聞きました(笑)
 そんなヨキッチが今やリーグ最高の選手です。

◾️ヨキッチとナゲッツのプレーオフ

  圧倒的なバスケセンスとIQをもとに、ポイントセンターとして唯一無二の役割を発揮するヨキッチ。そのパスセンスに目が行きがちですが、ヨキッチの脅威はそのフィジカルとシュート力にあります。
 ほとんどのNBA選手はヨキッチに押し負けます。ヨキッチの1対1は速くもアグレッシブでもありませんが、とにかく強いです。フィジカルでリングに近づき、柔らかいシュートタッチでフェイダウェイやフローター、ピボットからステップインをするなど様々な方法でフィニッシュを決めます。そのためダブルチームで守るしかありません。しかし、少しでもディフェンスが動くと常に1番正しい位置に良いパスが飛んでいきます。ヨキッチのパスセンスはもちろん凄まじいですが、全ての始まりは個の強さです。
 逆に、1対1を止める選手(昨シーズンはカンファレンスファイナルでレイカーズのハワードに大苦戦)とのマッチアップの時にヨキッチの真価が問われます。昨シーズンはカンファレンスファイナルで敗退しました。今シーズン、ファイナルに進むためにはカンファレンスセミファイナルでサンズのエイトン、カンファレンスファイナルで順当に1位シードのジャズが上がってくるとゴベア、とウェスタンカンファレンス内でもクリアするべきライバルがたくさんいます。ファイナルに進んだ際、もしも76ersが相手であればエンビードとのMVPファイナリスト対決は非常に楽しみです。
 また、最有力候補とされているネッツが勝ち上がってきた場合、マンツーマンでヨキッチを止められる選手はいないのでヨキッチ無双になるのか、ネッツがとにかく爆発的なオフェンス力で解決するのか、それも楽しみです。
 ナゲッツはヨキッチだけでなく、爆発的な得点力のMPJ、意外とディフェンスをとても頑張るゴードン、何かもっているリバース、とにかくおしゃれなカンパッソとタレントは豊富です。モンテ・モリスやジャマイカル・グリーンなどベンチから出てくるメンバーも非常にタフです。そんな彼らの土台であるヨキッチ、MVP獲得の後残すは優勝のみです。戦友で親友のマレーのためにも踏ん張りどころです。

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