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部活を辞めたとしても②

部活を辞めたとしても① https://note.com/harukus33/n/ncaad8659c961
の続きです。
①では人間関係についての話をしました。②ではその後の競技との関わり方の話をします。

部活を辞めた後、好きだったものは?

部活を辞めた原因に「競技がつまらなくなったから」というのは少ない気がします。人間関係であったり、「上を目指す競技」としての挫折であったりは多い気がしますが、競技自体が嫌いになった、というのは珍しい気がします。(あまりに部活が苦痛だった場合は競技自体嫌いになってしまう、というのはあります)
でも部活を辞めた後、他の場所で同じようにバスケをする人はかなり少ないと思います。クラブチームなどで続ける人は多くいると思いますが、部活にいた頃と同じ熱量で同じ時間をかけて、というふうにはいきません。
その理由は、「環境がないから」ではないでしょうか。

好きなものに取り組める環境

少ないんですよね。バスケだけじゃない。例えば弓道、アメフト、野球、サッカー。スポーツじゃなくても音楽、茶道、演劇…何でも、部活ほど時間も熱もかけて取り組める場は少ないです。場所の確保もですが、相手がいないとできないことは特にですよね。人数が必要なものだともっと大変です。
だからって、あれだけ必死でやってた大好きなことを全然やらなくなるのめっちゃ寂しいと思います。部活が嫌だっただけで、競技自体が嫌いになったわけではないのならば。
バスケに関して言うと、外のコートは少ない。数少ない外のコートには人が飽和している。
体育館を借りるのはお金がかかるし他の団体との兼ね合いもある。人を集めなければもったいなくて1人では借りられない。人を集めようと思ってもスケジュールや想いはそれぞれ違うのでなかなか難しい。
かなり厳しい条件ばっかりやと思います。

待ってるだけが手段じゃない

どこかのチームに入ったり、ストリートの輪に入っていってプレーしたり、いろいろ方法はありますが、何も既存の環境が全てではありません。部活では嫌だったけどバスケは好き、なら部活ではないけど本気の環境を作れば良いんです。自分で。
週の練習回数や場所、練習試合の相手も自分で考える必要がありますが、同じように熱意はあるけど燻っている人は決して少なくないはずです。そういった人を探す努力をする。そして借りれる体育館や練習試合の相手を探す。どれもSNSでできることです。本当にやりたいことがあるなら努力を惜しむべきではないですよね。
日本では部活の存在はとても大きいと思いますが、学校に頼らずとも個人や仲間でできることはたくさんあるはずです。今まで学校や団体が提供してくれていたものを自ら手にするのは難しいかもしれませんが、不可能ではないし、そこで見つかった仲間こそ最高の仲間になると思います。

おわりに
全2回で部活を辞めることに関して書きました。
部活を辞めることは決して悪ではない。でも、悲しむ人もいるし、自分自身も辞めることでもっと苦しむ場合もある。自分にとって何が大切か、したいことは何か、努力できるのか。
僕自身も仲間も競技も、いつまでも愛せるように自問自答の繰り返しです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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