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小説書きですがChatGPT Plusで試行錯誤してます(途中経過)

何かと話題のChatGPT、少し前から触っていたのですが、ついに課金してもうすぐ1ヶ月。というわけで、GPT4を使って試行錯誤しているところです。
AI、すごい勢いで進化してるし、将来知らないで困ると嫌だなと思い、実際に使って仕組みとかできることを知っておいても良いかなぁと思った所存です。
試行錯誤中なのですが、目下活用できた事例と所感など書いてみたいと思います。

◼︎ChatGPTを使ってみてわかったこと

ネットなどにあちこち書いてあるので知っている人には当たり前のことだと思うのですが、自分メモ的に書いておきます。

  • ChatGPTは検索ツールではない:よく「嘘をつかれた」みたいなつぶやきなどを見かけるのですが、そもそもChatGPTはGoogle検索ではないし、ましてや正しい情報を吐き出すツールではないわけです。自然な文章でそれっぽい答えを出すだけです。正確性を求めるのはお門違いなので、正しい情報を調べたいときに使ってはいけない。

  • 同じ質問でも質問の仕方で答えがガラリと変わる:要件とか条件とかいかに適切に提示できるかがめっちゃ大事で、適切な質問文を考えるだけでも正確な情報伝達のかなりな訓練になる。

  • ゼロベースでアイディアを求めるのには向いてない:個人の所感ですが、ゼロから無限のアイディアが出てくる魔法のツールではないです。でもこちらが条件をたくさん提示すればそこから新しいものがでてくることもある。

  • 色んな形式で回答を出せる:表形式、マインドマップ、CSV形式、リスト形式などなど。この形式を覚えておくと便利。

ちなみにBing AIも試しに使ってるんですが、こちらはインターネット検索を使ってるので調べ物にも使えます。ただし、個人ブログとかの情報もしれっと引っ張ってくるので、正確性は自分で引用元を見て確認しないと不安。なので、今の段階ではググる方が結果的に楽かも。

というわけで、ChatGPTを普段の創作で試行錯誤しながら使ってるところなのですが、今のところめっちゃ使えた!と思った事例を紹介してみます。

◼︎小説書くのに使えた事例

①Excel関数

創作じゃないんかいってツッコミ入りそうですが、私、前からスケジュール管理やキャラ設定などの資料にExcelを使っておりまして。前から自分でも関数を調べてカスタマイズしていたのですが、その辺をChatGPTに丸投げできる。まじ便利。プログラマーさんがめちゃくちゃ活用していることからもわかるように、関数に関しては正確な情報出てくる。

例えば「締め切りを入力しているB6セルが締め切り2週間前になったらセルの色が変わるようにしたい」みたいな要件伝えると、手順と適切な関数が出てくるわけです。しかもB6っていう値も入力済み。便利すぎて吠えた。

Wordにもマクロを記録して仕込んでいるので、マクロもそのうち作れないかと思っててまだやれてない。

②目標設定シート&CSV出力

作家として今後どうしたらいい? みたいな進路相談をしていったところ、目標設定シートを作成できました。
今までも頭の中に目標とかは据えてたんだけど、長期目標、中期目標、短期目標、アクションプランと具体的に考える手助けしてもらえたという。

会社員だと半期ごとに課長面談とかあるじゃないですか。そういうの、作家も自分でやってもいいのではっていうの、ちょっと目からウロコ。

で、そうやって決めた目標をまとめて、CSV形式で吐き出しました。あとはExcelを整理したら目標設定シート完成。CSVで吐き出せるのも便利すぎて吠えた(Excel好き)。

③キャラの名前やタイトルの検討

いつもキャラの名前やタイトルをつけるのにめちゃくちゃ時間がかかっていたのですが、「こんなイメージの名前/タイトルをつけたい」と伝えると候補がたくさん出てくる。イケメンっぽい苗字を考えてとかもいける。とても便利。GPT3.5でも試したけど、4の方がいい感じの名前出てきました。

なお、結果的には、出てきた候補からはほぼ選ばないのです。ただ、自分だけでは出てこない候補もたくさんあるので、この漢字使ってみようとか考えるきっかけになり、一人で悶々としてたときよりずっと時短。

あと、タイトル候補を並べて、「こういう観点で点数付けしてランキングにして」とかやるのも面白い。表形式で点数つけてくれるの楽しい。

④プロットの壁打ち相手

前述のとおりゼロからアイディアを出させるものではないのですが、「こういうテーマ/キーワードでアイディアある?」みたいに聞くと色々出てきます。

例の如くで出てきたアイディアはほぼそのまま使えないのですが、ダメなアイディアが並んでると、自分ならこうするのに、みたいなアイディアって出てきやすくなるんですよね。編集さんと改善案話し合ってるときの雑談に近いイメージ。
アイディア出させる→自分で改善案を出す→それを反映させて次のステップへ、をくりかえして、アイディアからあらすじレベルまで持ってけるようになりました。三幕構成意識してとか条件つけると良い。

似たような使い方で、考えてるお話の結末だけ決まらないとか、途中の展開に迷ってる、みたいなときにも使えます。箇条書きであらすじ並べて、「展開4で迷ってます。アイディアをいくつか考えてください」とか入れると候補が出てくる。いくつも候補を出せるので比較できるのも良い。
これもまたそのまま使えることはないのですが、考えるきっかけやヒントになります。

そんなわけで、ここ最近はアイディア出しがかなりペースアップした気がします。肝心のところは自分で考えて作ってるので、頭めっちゃ疲れるけど。

⑤スピーチ原稿や要約の作成

これはもう本当に便利!
ちょっと話をする予定があるので原稿作ってみたんですが、こういうことを何分以内で話したい、と箇条書きで伝えると、適切な分量の整った文章が出てくる。

箇条書きの内容を文章化してまとめる、みたいなのには本当に便利。公募だったら、あらすじを箇条書きで作って文章にまとめるとか活用できるのでは?

⑥愚痴の吐き出しと対処

嫌なことがあったときに、「こういうことがあったんだけどどうしたらいいと思う?」と聞くのが意外といい。
嫌なことがあったときって、頭では対処法がわかってるけど、嫌な感情がなかなか抜けないわけです。人に愚痴って感情面で共感してもらえても、かえって冷静になれなかったり。

で、ChatGPTに愚痴るとどうなるかというと、感情抜きで淡々と対処法が出てくるわけです。改めてそれ見ると、感情が挟まってないぶん、めっちゃ冷静になるんですよね。
これ個人的にはめっちゃおすすめ。気持ちの整理にとてもいい。

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こんな感じで、ChatGPT使ってみてるよって話でした。まだ試行錯誤してるところなので、もっと色々試したいです。

なお、上記の話は課金して使えるChatGPT4がベースの話です。3時間で25回という制限があるのと速度がネックですかね。ただ課金するとChatGPT3.5が超爆速で使えるのでそっちも何気に良いです。

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