とりあえず始めてみる、というのが、ぼくは好きだ。なんともいえず、好きだ。ま、とりあえずやってみようか、となる時の気分の、高揚感がいい。すごく高まってるわけではない。ほんとにできんのか？　と思ってるところがまだ多分にあるわけだし。できるかどうかは、ある程度わからないことに向かっている時の方が、自分はいい状態にあるような気がする。

しかし、どんなことでも「とりあえず始める」ことができるかどうか…　というと、それはわからない。

ただ、すぐに実現できるとわかりきったことにかんして、「とりあえずやってみようか」とはならないはずなので、そう思う場合というのは大抵、できるかどうかハッキリとはわからないことにかんして、だ。

だいたいのことにかんして、できない（かもしれない）理由は、不思議なほど、幾らでも思いつける。

まずは「これならできるな」と思うところから、「とりあえず始める」ことの効力は、その「できない（かもしれない）理由」を考える油断を自分に与えない、というところにありそうだ。

ま、理屈はともあれ、ぼくはとりあえず、「とりあえず主義者」であると言える。

（つづく）

「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"、1日めくって、6月23日。今日は、自家製・赤紫蘇ジュースの話。

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