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戦略的コミュニケーションでチームを強くする

自分の隣の席の人がどんな人が知ってるだろうか?
おしゃれ?仕事に熱心?少しおっちょこちょい?なかなか言語化するのは難しいし、表面的な部分しか見えないため、少しの行動や言動が誤解を生む。特に最近はSNSの発達により、表面的に捉える人が増えてきたり、その人の行動を一方的に推察し、結論を出す人が増えてきているように思う。

私はコミュニケーションはポジティブで自分が主体で発するものだと思っていた。人と人は話せば分かり合える、と。しかし、昔、大学院で戦略コミュニケーションのクラスを受講した時のことだ。私のコミュニケーションにおける定義をガラッと変えることを講師が教えてくれた。

コミュニケーションは騙すこと。自分自身に自覚を持ってやりなさい。コミュニケーションは相手を倒す戦いである。

ロジカルだろうとそうじゃなかろうと、声が大きい相手は有利になりがちである。さらに、外資系企業なんて、マネジメントは日本国外だからその国のネイティブであれば、言葉が伝わりやすい分、より強いパワーを持つことになる。
まだ相手を受け入れ、より良くしようとするならいい。一番問題なのは、口ではポジティブなことをいいながらも、実行せずスタンスを取らないことだ。

そういうのが組織に一人でもいると、疲弊していく。複数人いて、ほんの数人だけ頑張ってる組織は最悪だ。現場リーダーで自分のチーム設計に権限があるのであれば、体制を立て直すためにまずはさようならをすべし。そして、その上の上長と相談して新しいミッションを与えてチームから去っていただく。現場はこれでいい。

問題は、自分がその上長だった時だ。リーズブルな策がないと、役割変更ですらイエスと言ってもらえない。だいたいこういう場合は本人のスキルも足りなく、そのままの配置転換は難しいし、小さい会社であれば周りもその人の人となりや評判を知ってるので、「あ、おしつけられたわ」と思って、異動先のチームのモチベーションが下がる可能性が高い。となると、やはり普段から「戦える奴」として育てていかないといけない。

結論、マネジメントはビジョンとミッションを元に、チームを強くするため、ひとりひとりと、戦略的にコミュニケーションをとっていくしかない。どんなに忙しくても、周りとのコミュニケーションに最大限の時間を割く。1on1やOKRの仕組みをうまく活用して、早めに課題があぶり出される体質を作ること作っておくのがいいだろう。

やる時はやるしかねーな、と。
覚悟をもって、ガシガシ変革していくしかない。
なぜなら、短期的に不幸な人は出るけど、長期的に見たら早めに対応しないと、もっと不幸な人が増えてしまうから。頑張りましょうね。

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