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急がば回れ

2人の子育てをしていた頃が
遠い遠い過去のように感じる。

「2人の男の子のお母さん」ていう看板を自分で掲げて

気づいたら髪を伸ばすとか
スカートを履くとか

そういう選択肢が随分と自分の中から無くなっていた。

別に嫌いじゃなかったし、
とても自然なことだったから
不自由も不満も無かったと思っていた。

でも去年、長女が我が家にやってきて
洗濯物を干すときにピンクや花柄のものが増えていることに気付いて

どうしようもなくときめいている自分を見つけてしまった。

あれ?

私そんなに花柄好きだったっけ?

ピンク好きだったっけ?!

でも、この抑えられないときめき。

伸びた髪をいつ結わえてやろうか
出来れば同じ髪型とかしちゃおうかしらんなんて

恥ずかしいのにいい歳してそんなことがきっかけで
10年ぶりに髪を伸ばそうと思ってみたりしている。

単純!

私はよく「生き急いじゃダメ」って言われてきた。

笑って流しながら、心の中では

「短い人生なんだから生き急がないでどうすんの!
的確に近道とか、正解を通ってより遠くまで行かなきゃだめでしょ!」

そうどこかで思ってた。
でも、それは反抗期をすっ飛ばしてしまった子どもみたいに
ちょっとイビツだなと薄々気付き始めていた。

だからと言って目の前に誰かが差し出してくれた近道と正解があるのに、

敢えて自分で体験して進んでいくっていう選択肢を選ぶというのが
ここまで生き急いで生きてきた私にはなかなか難しかった。

でも、今年くらいから少しずつ、
近道より、まわり道に心がなびくのであれば、
それを大切にしてみようと頑張っている。

頑張っているというよりは
「正解」とか「近道」に興味がなくなった。

多分、ただの遅まきの反抗期、なのかもしれない🤔
でも、敢えてカッコつけて言うならば

私の心をもっと大切にしてみようと思い始めた。

まわり道を通るからこそ見える景色それを受肉化して
表現に変えていくことこそが私が私として生きる意味なのかなって

そんなことを思い始めた。

きっかけは

近道、正解そんなもん知るか!

マイペースマイルールな三人の子どもという存在。

(プラス主人🤫)

でも、そしたら彼らは遠回りばかりかと言われたら
全然そんなことなく、ちゃんと自分に必要な学びをその時々にしている。

その姿に私が惹かれたのだと思う。

子どもたちにはひとりひとりほんとうに
新しい経験ばかりさせてもらっていて、

特に今年の春からは、赤ちゃんを保育園に預ける切なさを初めて学び、
同時に現場で働く先生たちの苦労を知り、
一緒に育ててもらえるという心強さも学んだ。

毎日忙しく働きに出かけているお母さんたちの大変さも知ったし、
子どもたちと過ごすことの贅沢さも分かった。

色んな経験をして、酸いも甘いも知って、
ちゃんと自分の心の肥やしにする。
人生は何かの物差しで測って競えるものじゃない。

進んだ距離が僅かでも豊かな人生、深い人生
色々な人生があるのだから。

生き急ぐのはもう終わり。
のんびり、ゆっくり、私だけの道を楽しみながら、
子どもたちと手を繋げる間は
一緒に手を繋いで歩けるスピードを大事にして。

そんな日々の中で彼らと一緒に小さな種や苗をぽつぽつ植えて
いつか芽がでるように私なりの活動、私なりの表現、発信を、
これからも続けていこうと思う。

山口春奈

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ファーストアルバム『JOY』

https://www.tunecore.co.jp/artist/harunayamaguchi

マントラ小作品集『PRAY』

https://harunayamaguchi.bandcamp.https://com/album/pray

『Christmas Carols 2018』

harunayamaguchi.bandcamp.com/…/christmas-carols-2018

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