見出し画像

踏み出すには、まだ早い

昨日、湯船に浸かってぼんやりしているときに思い出したのだけれど。

娘を妊娠して3か月の頃から1歳になるくらいまでの間、私はボランティア活動に参加していた。

学校に行きくい子どもたちが集まる、演劇サークルのスタッフだ。

毎週土曜日に、公共施設の会議室に集まって、ゲームや即興劇をする。いろいろな職業や年代の人と関わるなかで自信を身につけ、12月には、一般のお客さんもいる中で演劇公演をするのだ。

***

通っていた子どもたちのことを思い出してみる。みんな学校に行きにくい子たちだったけれど、明るさとパワーがあった。でも、きっと活動に参加するまでには、かなりのステップを踏んできたはず。

私自身、不登校になってから次のステージに進むまでには、相当な時間と覚悟が必要だった。高校生のときについていえば、中退を決意するまでに約2年かかった。

何で気が付かなかったんだろう。始業式に行かなかったからって、すぐ娘が別の居場所を積極的に探し始められるわけない。

***

なのに、私は焦っていた。学校に行かなくてもいいから、どこでもいいから、外とのつながりをもってほしいって。

だから、ほぼ一日中YouTubeを見ながら、黙々とアイロンビーズでキーホルダーを作っている娘に、もどかしさを感じていたのだ。

娘は学校を休んでいることに対して、自分の気持ちを話さない。なので、これは私の予想なのだけれど、彼女は今の学校へ戻る選択肢も、まだ捨ててはいないんじゃないかなあ。

だから、新しい世界へは踏み出さず、家で充電しているんじゃないかなあ。

そう思ってもいいかしら。


▼毎日投稿チャレンジ中!昨日のnoteはこちら。

▼娘の不登校について、親である私が思うことを素直に綴ったエッセイ集です。

#エッセイ #エッセイスト #毎日更新 #毎日note #毎日投稿挑戦中 #不登校 #不登校の親 #最近の学び #今こんな気分

この記事が参加している募集

最近の学び

今こんな気分

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?