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クラスメイトの名前の呼び方に思う

子供が小学生に上がったころから、一つ疑問がありました。
「あれ?最近の小学生は、あだ名でよばないなぁ?」と。

調べてみると、いじめ予防などのため、あだ名が禁止の学校が増えてるんですね。

とはいえ、我が子の学校は、園が一緒だった子同士の呼び方(つまり下の名前+くん、ちゃん)が、そのまま呼ばれてます。
でも他の学年は「名字+くん、さん」になっているところもあるらしい。

アラフォーの私世代から見ると、ちょっとだけ違和感かんじちゃいます。
どれだけ親しくても、名字+くん、さん、かぁ…と。
まあそれでいじめがおきないなら、良いことですけども。

私が子供時代をふりかえると。それはあだ名の変遷を振り返ることでもありました。

小学生時代は、ほぼ全員があだ名でよびあってました。
先生も、こどもたちが決めたあだ名でこどもたちを呼んでました。(わるいあだ名でないかぎり。)
あだ名は多くが名前をちょっとだけイジったもので、わるい呼び名はなく、親しみがもてる感じでしたね。
(たとえば、山田→やまちゃん
 佐々木→ささぴー
 さおりちゃん→さおりん など。)

それで、公立中学はそのまま小学校のメンバーの持ち上がりに、隣接する小学校の子が加わるので。
同じ小学校だった子は、ほぼそのままのあだ名呼びになります。
他校出身の子は、徐々になかよくなったり、目立つような子はあだ名呼びが定着。
そうでない、やや親密度が低い関係の子は、名字+くん、さんでしたね。

で。
なぜか、異性間では「名字の呼び捨て」というのも発生します。
これは早ければ小学生から。
主に男子が女子に向けて呼ぶ気がする。
この名字呼び捨てが、興味深くて。
なんとなく、親しい関係こそ、名字呼び捨てな気がするんですよね。

自分自身、名字呼び捨てしあう異性が何人かいましたが、まあまあ仲が良く。
でもなんでその呼び方になったか、まったくおぼえてない。
しかも、これが高校に入学すると。今度は「名字+くん、さん」呼びが大半の世界にもどるという。

地域性ですかねぇ?

ジブリの「耳をすませば」でも、中学生の主人公たちは、同じクラスで仲良しだと「月島、杉村、原田」と男女関係なく呼びすてです。
で、別のクラスであまりよくしらない関係だと、男子からは「月島」と名字呼び捨て。
女子からは「天沢くん」と、名字+くん呼び。

同じクラスなら、相互に名字呼び捨てになるのかなと思いましたが。
実際には、私のクラスはそうでもなかったし。

いやぁ、不思議な文化です。

でもまあ、私は少女漫画をよんで育ったので。
なんとなく「名字呼び捨てで話す二人」は、さわやかでキュンキュンしますね(笑)。

おとなになるにつれて、名字呼び捨てなんて皆無になっていきますので、
名字呼び捨て文化にいる人は、今だけの文化を楽しんで、よい思い出をつくってほしいなぁ〜なんて思います。

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