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EMDR体験記〜Part5〜解離症についての学び

こんにちは、CPTSD(複雑性PTSD)と解離症の悪化によりEMDRを受けることになった芸術家になりたい現在大学休学中&精神疾患拗らせ中(発達障害、CPTSD、解離症、摂食障害、アルコール乱用等々)のHarunaです。

私が何故EMDRを受ける事になったのか、その詳細と体験記Part1~は過去に書いた記事がございます。是非併せてご覧ください。


Part5

早いものでEMDR治療開始から今回で既に5回目となった。EMDRが始まってからというもの、私は毎週のように病院に通院している。故に、初回のEMDRからおおよそ1ヶ月は経つといったところか。フラッシュバックや唐突な解離・離人感に襲われ辛い日も多いのだが、この約1ヶ月を振り返ると体感としてはとても早いものだ。
今回もまだ眼球運動には入っていない。今回は前回までのような私自身の過去の話を伝えるのではなく、「解離」という症状についての理解を深めるお勉強会のような雰囲気であった。

5回目の流れ

前回までと同様、薬の調整やここ1週間の様子の話等から始まった。そして先週からフラッシュバックや解離症状の悪化から、抗うつ薬の類であるSSRIのセルトラリンという薬が追加になった。診察序盤はその事に関して話をした。

飲み始めておおよそ1週間と少し経つのだが、元気になったという実感は正直まだわからない。効果が出るまでしばらくかかると主治医からも言われていたし、ネットでの情報にもそのような事が書かれているので、もうしばらく様子を見つつ生活をしようと思う。
一方で副作用は飲み始めた日から多少感じている。私が感じた副作用は

  • 胃痛

  • 胃の不快感

くらいであろうか。嘔吐や下痢といった激しい症状は出ていないものの、胃の不快感から多少食欲が落ちたなとも感じている。私個人としては耐え難い程辛いものでは全然ない。それこそ飲み始めて最初期はある程度胃が辛かったものの、数日経ったい現在ではそこまで強く感じるものでも無いように感じられる。

また私は摂食障害(過食嘔吐)も併発しており、現在も寛解はしていない。実の所摂食障害やフラッシュバック含め、他にもメンタルに関する悩みの種がまだ数個ある。副作用による胃痛から食欲が落ちることは、過食衝動が起きにくいという事にも繋がる。健康的ではないが、私個人としては摂食障害の衝動から距離を置くことが出来るのでまあポジティブに耐えよう、過食衝動が出るより全然マシだ、太るより全然良いではないかと感じている。過食でストレスを紛らわせなくなった分その溜め込んだフラストレーションは何処へ行ったのだと不思議に思ったそこの貴方。お答えしよう。そもそも胃痛から過食欲求自体生まれにくくなった。また、それでも過食欲求やフラストレーションが溜まった際、その矛先は創作活動と知識欲で紛らわせるようになった。心配御無用。なんとか悪化することなくバランスを保つことができている。(食欲無くすためにSSRI飲んでみようかなと思ったそこの貴方。SSRIは痩せ薬じゃないし逆に太るってよく聞くから今回の私の記事で誤解しないでね。多分一時的な副作用で胃が痛いだけだから。美にチートはないぜ)
とはいうものの、このような思考が残っているが故に中々摂食障害が根本的に寛解へと向かえていないのかなとも思うのだが…。まあ今回は摂食障害について書く回ではないので以下省略。

主治医に上記のようなニュアンスでセルトラリンを服用してからの様子を報告をした。薬の調整に関しては、結果セルトラリンもこのまま継続して服用する事となった。


今回のカウンセリング内容・やった事

今回、通常の診察を終えEMDRの時間にしたことは(冒頭でも少し触れたのだが)、「解離」という症状についての理解を深める学びであった。
主治医が事前に印刷し用意してくれていたワークブックの一部を読み、自分が解離している時の様子などを思い出し書き込んだりした。

折角なので試用したワークブックを紹介する。

「こころの傷つき体験をしたあなたのためのワークブック」

https://www.musashino-u.ac.jp/rinsho/albums/abm.php?f=abm00015388.pdf&n=book_pink.pdf

リンクからインターネット上でも閲覧することが出来る。また保存、プリントアウトし活用することも出来るので是非皆様にも共有したい。興味があれば是非飛んで覗いてみて欲しい。解離やPTSDで悩んでいる人には助けになるかも…。
今回のEMDRのカウンセリングで使用したのはこのワークブックの第2章にあたる部分だ。

第2章 「いま、ここは、安全である」ことを確認する
こころの警戒状態が続いていることによって起こる「解離症状」を知り、それに対 処するための方法を練習します。

ここでのワーク
1 こころの警戒状態が続いていることによって起こる「解離症状」を知る
2「いま、ここは、安全である」ことを確認して、解離症状を落ち着かせるため の方法(グラウンディング)を試してみる

武蔵野大学心理臨床センター こころの傷つき体験をしたあなたのためのワークブック p9
第2章 「いま、ここは、安全である」ことを確認する

私は、今の主治医に代わってから解離症という症状や離人感というものについて初めて知った。

ざっくりとしか理解出来ていなかった「解離」という私にとっては頻繁に起こるごくありふれた、かつこの謎めいた感覚が、このワークブックのお陰で大枠を掴めたような気がした。

こころの警戒状態が引き起こす反応。これが解離症状であり、解離とは危険から身を守る自然な反応

であると改めて気がつくことができた。

それと同時に、自分自身が

「いま、ここは、安全である」という感覚を意識出来ていなかった。それ故にパニックやフラッシュバック、解離等の症状が強くなっていたのだ

とも実感することができた。

当日主治医と一緒に学んだのはこの2章部分のみであったが、「宿題として、来週までにこのワークブックを全部読んでみて欲しい」と言われた。また「書き込む欄もあるので解離が起こった時やグラウディングに挑戦したら出来るだけ書き込んでみてね」とも言われた。

いつぶりに宿題が出されたのであろうか。笑
宿題は幼い頃から先延ばしてサボってしまいがちなので今回は真面目に取り組み、症状についてもしっかり学んでおこうと決めた。頑張りたい所存。笑

次回に備え

次回に備えやる事。
まあ、まず宿題の存在であろう。ワークブックの全内容を再度把握し、書き込む欄にもしっかり書き込めるよう解離の状態やいまここは安全だという確認をしっかりしてゆきたい。日々の安全確認作業の心遣い、とでもまとめておこうか(?)。私のような不注意優勢型ADHD持ちの発達障害人にとって(多動であれば尚更だが)このような瞑想めいた意識集中は得意ではないが、安定した脳を育てて行けるよう意識改革に奮闘するとしよう。



最後まで読んでくれてありがとう!
「今ここは安全な場所なのに、そう思えていないのかもしれないな」とか、「トラウマ当時の警戒状態が数年経った筈の現在でも引き摺っているという自覚がなかった」とか私としては新たな発見で、今回のカウンセリングではとても大きな気づきと学びになったな。
今週は主治医から出された宿題がんばるね!!笑泣

少しでも面白いと思ってくれたら是非また遊びにきて下さい!またいいねと思ったり自分も生きるの頑張ってます!とか応援してます!って思ってくれたら是非♡とfollowしてね!喜ぶよ!!
次回以降もEMDR受けたら体験記更新するね。

以上
Haruna.

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