見出し画像

様々な理由 #いだてん

まさかの拒絶

スポーツを通じ各国の若者たちが互いを認め合い競い合う――そんなオリンピックの描く理想が、まだ市井に浸透していなかった時代。

純粋に走ることが好きで、羽田のオリンピック予選も「そんな大層な大会とは思わなかった」ままに出場し世界記録を出してしまった四三。憧れの嘉納治五郎先生に抱き留められたことを純粋に喜ぶも、そもそもオリンピックとは何かすらわかってない状態でした。

自分の理想のためなら少々手段を選ばない傾向のある嘉納先生、てっきりオリンピックに出たくて仕方ないのだろうと思っていた四三が出場を辞退したことに激高。対する四三は「負けたら切腹ですか(泣)」「負けたら国民が納得しない」などとびくびく。オリンピックという概念が行き渡っていないが故の、すれ違いでありました。

また、TNGの三島天狗も、かけっこ如きに浮かれていられないと出場を辞退。嘉納先生、頭を抱える。

そして資金問題も。辛亥革命で祖国からの仕送りの途絶えた清からの留学生の授業料や生活費を、嘉納先生、負担してやる!と豪語。資金繰り担当の可児さんが天を仰ぎます。そのノリで、四三に「自費で出場してくれ」と頼む始末。

嘉納先生「自分で金を出していけば、国を背負うプレッシャー感じなくて済むよ⁈」(/ω・\)チラッ

可児さん「…………」(胃が痛い)

真田丸ファンなら分かってくれるはず……。この、人を巻き込むタイプのトップに振り回される補佐役の悲哀というか、ねえ(笑)

美濃部孝蔵の修行(足で覚えろ!)

一方語り部の志ん生さんの若かりし頃も。

円喬さんに弟子入り(本人談)したミノさん、人力車を走らせながら師匠の落語を背で聞きます。

そんな折、落語は足で覚えるものだと師匠のアドバイス。せっかく落語の舞台の町を人力車で走っているのに、何も考えずに走るのはもったいない。登場人物の気持ちを考えながら走れ、ということらしい。

そんでもって、足袋屋さんに新しい足袋を作ってもらった四三君、なんだかんだで(嘉納先生の口車に乗せられて)出場を決意するのですが、人づてに聞いたストックホルムの特徴を頼りに、ストックホルムに似ている(と思われる)町を日々の練習コースに組み入れます。

落語は足で覚えるのだ!なミノさんと、オリンピック出るぞい!な四三君が、日本橋でニアミスキタ――(゚∀゚)――!!

兄ちゃんへの手紙(恐る恐る)

嘉納先生の口車に乗せられて出場を決意した四三君、家庭の理解を得られるかという課題に直面する。

勉学のために四三を東京に送り出した兄ちゃん、マラソン大会でメダルを取ったことを喜んでくれませんでした。参照↓

それに加え、自費出場ともなれば膨大な額のお金を工面しないといけません。

マラソンで頑張ったことを褒めてもらえずに拗ねてしまい、手紙すら出さなくなった四三君、できるだけありのままを書いた手紙を故郷に送ろうとするも、再びの叱責を恐れてポストになかなか入れられません。

そんなときに、まさかのカンチョウキタ――(゚∀゚)――!!←

子どもの悪戯でカンチョウされ、それで手紙はポストのなかに落下。問答無用で決心をつけさせられてしまった四三なのでした。(笑)

面白い

今日の感想も、これに限る。

本当に面白い!皆さんもぜひ見てね!

春瀬由衣

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

いつもありがとうございます。執筆のエナジーチャージのためいいなと思ったら「スキ」していただけると幸いですー(*'ω'*)