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小2が学校を辞めたくなるとき

「学校、やめたい」

登校直前に娘が唐突に言い出した。


家を出る時間が近づくにつれて
表情が暗くなっていたので
「やっぱり、何かあったか…」
というのが私の感想。


慌てるでもなく、
叱るでもなく、
悲しむでもなく。


そして、
「とりあえず今は、どうする?」
と聞いているうちに、友だちが来て

何事もなかったかのように
友だちと一緒に登校していった。


残された私は
なーんか、もやっとする。

そう感じながら、
いつでも待機状態で家事をする。


1時間目が終わるころ、
案の定、先生から着信が来た。

「迎えに来られますか?」


先生が言うには、
席替えで机を移動するときに

娘は一番前だったんだけど、
机を後ろに持って行ったんだって。

声を掛けたら「一人がいい!」
と泣いてしまったそう。

私が迎えに行ったら、
娘は、机を教室後ろのロッカーに向け
鼻をすすりながら本を読んでいた。


本人は辛かったんだろうけど、
私はちょっと笑えてしまったんだよね。

だって、「一人がいい!」と
みんなの前でちゃんと主張できたから!


それから、帰って色々話を聞いてみた。
先生にも思い当たることがあり
それがキッカケだったみたい。

詳しくは言えないけど、
娘が学校を辞めたいと思った理由は、

私や、繊細気質ではない人にとっては
ほんの些細なことかもしれない。

だけど、言われてみれば
「確かに、それ嫌やな~」って思う。

複数の友だちの輪に入りにくかったり、

誰かがトゲトゲ言葉で話しているだけで
嫌な気持ちになったり、

失敗したことを知られたくなかったり、

大切な人を怒らせたくないから
怒らせるようなことをする人を
ハラハラしながら見ていたり…。

「そんな子もいるよね~」と
受け流せないところが
繊細ちゃんの辛さだなって思うけど

理不尽なことも受け流せって言うのも
「気にしすぎ」と否定するのも、
よくよく考えたら、変だと思う。

だからと言って、
子ども同士のあれこれに

親が口出しすればいい
ってものでもなく
見守るしかないんだけど、

だんだん自分で
折り合いを付けられるように
なってほしいと思う。

そうなるために私ができるのは、
とにかく否定せずに話を聞くこと。


提案はしても、
アドバイスはしない。


子どもだって
自分の話を聞いてもらえたら、
そのうち自分で思考するようになる。


言葉にして話すことって
それ自体はアウトプットなんだけど

自分が話したことを
自分の耳で聞くっていうのは
インプットでもあるんだよね。

つまり、話すことで
頭の中の思考を外に出して
客観的に眺めることができる。


母としては、何もできない自分に
もどかしくなることもあるけど、
それで大丈夫。


娘が不登園を決め込んだとき、
「とことん話を聞こう」と私も覚悟した。

おかげで、私にはわりと
何でも話してくれるようになった。

それでも深く深く考えるのが
この子の気質だから、時間がかかる。


時間がかかって言えない間が辛くて、
「こんなに辛いならもう学校辞める!」
ってなるんだけど、

そこで吐き出せると
少しまた楽になるんだよね。
その繰り返し。


だけど、そのサイクルが
少し早くなってきた気がするんだ。
一人で抱え込む時間が短くなってる。
それってすごく良い事じゃない?


教室で一人、
机を後ろに持って行って
「一人がいい!」って言えた娘、

他の子と比べたら
「ちょっと、どうしちゃったの?」
って思うかもだけど、


私から見たら、
気持ちを言葉にするのが
上手く早くなったって思ってる。

そして、学校や集団生活の
理不尽に気づかされることもある。

娘が言ったことの一つ一つを拾って
みんなでもう少し深掘りすれば、

もっとみんなが生きやすい世界に
なるんじゃないかなって本気で思う。

そんなあれこれを考えた1日だった。


私たちが「そんなこと?」って
思うような些細なことに見えても

小さな子どもの、小さな世界では
めちゃんこ大きなこと!という前提で
話に耳をかたむけることが大切で


絞り出てきた言葉の
一つ一つを丁寧に拾って、

親として大人としてできることや
在り方を考えていきたいと思う。


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