春谷晃子(はるや・あきこ)

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春谷晃子(はるや・あきこ)

アカウント引っ越しました◆小説を読んだり書いたりする時間を大切にしています。読書記録などオススメ作品をご紹介。お役に立つ記事がありましたら幸いです。

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『ノクターン』感想

「ンーフーフーフー、フーフーフー♪ ……歌はいいね、 歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。そう感じないか、……春谷晃子くん」 「ハイッ! 思いまーす! No Music, No Life! あっ、そういえばカヲルくん聞いてよ! こないだ『ピアノ』って小説を読んだよ。『ノクターン』っていう短編集に収録されているんだ。読みやすくておもしろかったよ!」 「……。そうか、そういうことかリリン」 「どういうこと?」 ↑どういうことなのか春谷にもわからない。 こん

    • 『ぬくもりあれば』感想

      モラトリアムだったあの頃 モラトリアム――人生の猶予期間。 一般的に大学時代をこのように表現することが多いですね。 といっても私が大学生だったのはもう二十年ほど前なので、現在は価値観が変化しているのかもしれませんが、受験戦争から離脱し社会に揉まれるまでの、自由でお気楽な時期といえるでしょう。 もちろん、熱心に勉学や研究に励む大学生、将来に向けて自己研鑽を積む大学生も多数いらっしゃるでしょう。が、すくなくとも我々の時代は、大学生(特に文系)とは「遊んでいる人」というイメージ

      • ◇文学フリマ京都が近いので、文フリ関連の記事をしばらく載せていく予定ですが、他にも書きたい記事はたくさん。 脳内をそのまま記事に反映できたらラクだけど思い入れも薄れるだろうから、ぼちぼち、マイペースに細々とアウトプットを続けていきたいです。 (と、雑誌の編集後記ふうに語ってみた)

        • 『雨降りカンパニュラ』感想

          綺麗なものには毒がある。 こんにちは。 退廃美やら禁断の匂いやら背徳感が好きな春谷です。 と同時に中世~近代にかけてのヨーロッパ文化も好きです。 学生時代は由貴香織里先生の漫画やMALICE MIZER(Gackt様がヴォーカルだった時代)にハマっていました。歳がバレる…… ……とまぁ、そんな話はさておき(いつか耽美について語りたい)。 花と少年少女にまつわる短編集 『雨降りカンパニュラ』 著者:椿木るり様 文学フリマ大阪11(2023年開催)で購入した小説です。 会

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          『20−1(ナインティーン)』感想

          ―終わりがあるから美しいのかもしれない― こんにちは。 満開の桜よりも、散りゆく桜に心惹かれる春谷です。 永遠なんて存在しない。やがて終わってしまう、だからこそ恋の炎も燃え上がれば、芸術へのほとばしる情熱も生まれるのではないでしょうか……と昭和歌謡のような世界観を語っていますが、まさにこの世は諸行無常。 たとえば、近い未来に隕石が衝突して地球が滅びるかもしれない。 ◆地球滅亡が目前に迫った夏休み、四人の少年少女の物語を描いた小説 『20−1(ナインティーン)』 著者:木

          『20−1(ナインティーン)』感想

          【参加します】文学フリ京都【来てね!】

          来たる2024年1月14日、文学フリマ京都にお手伝い要員で参加いたします。当日は会場に12時着予定です(道に迷わなければ…←極度の方向音痴である)。 大丈夫、今の時代はGoogleマップがある。きっとたどり着ける! 春谷がいるブースその1↑いや別に春谷がどこにいようが知らんがな。と思っているそこのあなた。うふふ、今、あなたのすぐ後ろにいますよ♪ 春谷のことはよく知らなくても、下記に紹介するブースの作家さん達のことは、ぜひ覚えておいてくださいませ(^^)♡ ブース名「Now

          【参加します】文学フリ京都【来てね!】

          活動歴2016年〜2023年

          活動歴……といえるほど小説執筆に関して何も成し遂げていない感は大きいですが(いつかWikipediaに載ってみたいというささやかな夢)、簡単な自己紹介代わりに活動歴を記しておきます。 ※15年以上前に出した同人誌、寄稿本については割愛させていただいております。 ◇発刊物 ◆同人誌 「関西作家志望者集まる会」発刊『関西魂』参加寄稿 ※()内は当時の筆名です ・『関西魂 五の祭り』(西谷丘晃子)2016年 ・『関西魂 熊本・大分編』(西谷丘晃子)2016年/Amazonにて販

          『関西魂 はたらく妖怪』感想

          『関西魂』とは、「関西作家志望者集う会」が年に一度刊行しているアンソロジーです。毎年一つのテーマがさだめられ、そのテーマに基づきプロ作家さんからアマチュア作家さんまでさまざまなジャンルの書き手が、思い思いの物語を創っていらっしゃいます。 『関西魂』の特徴は、参加者が他の参加者の作品に対して意見を出しあう「合評会」が設けられていること。合評会を通して作品をブラッシュアップした後に発刊となるため、完成度の高い作品が集まります。 ★代表Twitterはこちら https://x

          『関西魂 はたらく妖怪』感想