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9月読みかけ一覧

気がついたら9月
4ヶ月間異次元に飛ばされていたので本が読めませんでした。取り戻すように読み漁りたいが目の前のものに取り憑かれてしまい、積読には触れられず

読み途中

・不時着する流星たち 小川洋子
小川さんの短編集。感想が二つに割れてたので気になり読み始める
【読了9/12】第一話 誘拐の女王 母が再婚して出来た姉は誘拐された過去があり常に裁縫箱を手にしている。夜には裁縫箱の中の道具で罰を受け、姉は常に謝罪している/実際の姉はトラウマ(おそらく本当の誘拐ではなく)に苛まれ、日常から離れようとした結果なのだろうけど、主人公にとっては不思議さの残るどこかファンタジーの女王様のような印象で記憶に残ることになる。この後味の残り方は不安よりも不思議と美しさを感じた
【読了9/13】第二話 散歩同盟会長への手紙 散歩同盟の会員である主人公は散歩しながら文字を探している。小説を書きたかった過去が語られ、梱包の仕事に就き1人の女性と出会い控えめだがあたたかい思い出と共に今は別の場所に居ておそらくは死を待つのみ。全体的にも細々とした表現も非常に好みな作品だった。
【読了9/19】第四話 臨時実験補助員 女性同士の生々しい何かが漂う。放置手紙調査法というのは実際にスタンレーミルグラムという社会心理学者によって行われた実験らしい。ちょっと読んでいて気持ち悪い感じがしたが後味的には悪くない(第三話飛ばしていたことに気付く)
【読了9/24】第三話 カタツムリの結婚式
まだ幼く世の中を知らず自分が他の(同カテゴリ同級生など)人たちとは特別な存在であると感じていた頃、同じく特別な存在であるように見える大人との交流。危うくて不安定で輝いている(た)時代を切り取ったような話に感じた。俯瞰するとやはり気持ち悪い
【9/27読了】第五話 測量 視力を失った祖父と共に周りの距離や思い出の場所の測量を行っている。朽ちてゆくものの流れを止められないなんとも言えない感情が言葉ではなく話全体で表現されてゆく。/まだ5話だけどこの短編集女性主役は主観的であり生々しく気持ち悪さがあり、男性主役は客観的霧散するような清々しさを感じる、気のせいか?残り5話が楽しみではある
【9/29読了】第六話 手違い
予定された葬儀に赴いたが何らかの手違いで参列できなかった2人。見送り幼児という葬儀に必要な役割を担う姪と、付き添う元見送り幼児の主人公は仕方なく葬儀場を後にし、いつもの湖に向かう。そこで毎度出会う少年たちとシッターの女性も遠目に登場。散々死者が履くべき靴の説明を浴びてからのその女性に靴を履かせてしまうくだりは薄ら寒いものを感じた、が、話の後の人物紹介ヴィヴィアンマイヤーという乳母のエピソードを読んで妙に納得。彼女に世話をされたかつての子供達が語るには彼女に様々なあまり良くないことをされ続けていた。小川氏は話の終わりにある解説の人物にインスパイアされて生まれた物語を綴っているのかとやっと気付く。順番が逆であった

・髑髏検校 横溝正史
ダークファンタジー。なかなか進まなくて一時中断

・死の家の記録 ドストエフスキー
ゆったり読み進めてはや何ヶ月か。やっと2章にいった気配。リアル牢獄エッセイ。面白いし読みやすいが進まないのでゆっくり進むことにする

最近の読了(星付き)

9/10 あひる 今村夏子 ★★★
解説を読み換えがきく空恐ろしさに気付く。このことよりも気になってしまったことは主人公の容貌や年齢、何らかの問題?(ただの推測)についてまったく触れられてなく、周りの言動で??が増えていく感じがたまらなく不安になった。

9/9 むらさきのスカートの女 ★★★⭐︎
今村夏子 設定が面白すぎる。語り手の黄色のカーディガンの女の秘密がまず気になって読み進めると案外近くに居たりして映像で想像しながら読むと更に面白みが増してゆく。あー、黄色い人の方がおかしいな、いや待て全員おかしいだろ。読んでる自分もおかしいと土壌が崩れていく感覚を味わうことができる素敵な作品

?火狩りの王 ラスト ★★⭐︎
最初の巻が最高だった。ゆおしちおじについてもう一度通して読んでみたいというのはある。

第四の扉 ポールアルテ ★★★★⭐︎
最後に来て一気に自動巻き戻しが起きる感覚が楽しすぎて。ポールアルテは二作品めだが全作読んでもいいかもしれない


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