9月もあまり読めなかった気がするが、久々に小説以外のものにも手が伸び始めた。読みたいと思い始めた。一気に色々読み進めていきたいと思ってる

読み途中

・読書脳　樺沢紫苑
・不時着する流星たち　小川洋子

【読了10/3】第七話　肉詰めピーマンとマットレス
登場人物は2人で、どこか慣れないところに来ていて一緒の部屋にいる、ここがどこなのか2人の関係は何なのか、過去に何があって今どんな状況なのか。一瞬不穏な何かなのかと思ったが、とんでもなく愛だった（書いてて恥ずかしいな）。ここには人が来ないだろうからネタバレしても大丈夫と思い書いてしまう。2人は親子で主人公は母親、母は初めての海外旅行に来ていてその国の学校に通っている息子の部屋に泊めてもらっている。息子は交通事故で聴力を失っている。話の終わりに紹介されるのはバルセロナオリンピックの男子バレーアメリカ代表。オリンピックのシーズンでテレビに出ていたり、最後空港で楡の幹になってくれたりした。選手であることの他の抽象的なものは読解力不足か吸い取れなかったがないのかなとも思う。親が子を思う気持ちがストレートに伝わってきた話だった。
肉詰めピーマンで埋め尽くされたくだりはなかなかの臨場感笑
【読了10/8】第八話　若草クラブ　
仲良し？4人組の中でたいそうな秘密をかかえた女の子の心の中に入れる
第九話　さあ、いい子だ、おいで　
子宝に恵まれなかった夫婦と、店員と、文鳥と、文鳥も店員が子供の代替えを担わせてる部分が非常に気持ち悪くて怖いけど、もの悲しさもある
第十話　十三人きょうだい　サーおじさんとわたし　死がほどよく浮かび上がる

読了

10/10 不時着する流星たち　小川洋子 1日一遍ずつでそれ以上は読まないようにしてみた。"失われたものへの哀悼と、喪失の甘美さに充ちた、極上のオマージュ作品集である"と解説にあるがまさにそんな感じ。気持ち悪さもまた良い魅力でした