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「嘘と正典」読了後即メモ

即メモなのでネタバレ気にしてません
ダラダラと
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嘘と正典 小川哲



6つの短編のなかの最後、"嘘と正典"
(手打ちするとどうしても聖典と打ってしまって大きな違いになってしまった←Twitterで)

SFの中でも改変系は結構興味深く、刀のゲームやら映画やらが思い出される

改変すると過去が分岐して別の世界線が出来るのか、瞬時に現在に影響し、すべてを知っているのはXMENでいう視聴者とウルヴァリンだけという結果になるのかとか、どの結果も無数にあるので堪能できる可能性が無限大だなと心躍る

決定論的でもあるかなと思ったけど、未来の人がこうあるべきと判断して定めたのが今回の正典なのでそういうわけでもなさそう

解説に"さまざまなジャンルに跨る小説を、「時間」が結んでいるといった方が〜"とある。
前半は父と子の作品多めな印象だったが終わってみると確かに時間に絡む作品が多かった。

服部まゆみさんの短編集、最後の楽園と1話ずつ交互に読んでいたのだけど
時のかたち(服部まゆみ)からの、
時の扉(小川哲)の流れが発生して内容は違うけれどもなにか繋がるものを感じて感慨深かった。

文章の進め方が両者とも好きな点が似ていて良い交互読みとなったと思う(服部まゆみ短編は17なのでまだ残ってる)

小川哲さんの他の作品、これは読まないと。見つけちゃった感じ


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