鎌倉市の子育て政策と、私たちが考えたこと

こんにちは、鎌倉で育つです。いつでも、だれでも、自由に遊べる、みんなの居場所「長谷子ども会館」が閉館して2年半。その再開を願って活動している私たちは、鎌倉市と活用に関心のある民間事業者の行う意見交換会に参加してきました。

今回の意見交換会では、旧長谷子ども会館の活用にあたり、政策的には「こどもみらい部青少年課」が関わってくるのではないか、と青少年課の方も同席してくださいました。

行政側から、課を超えた協力の姿勢を示してくださったことはとても有難く、参考になりました。

現在の鎌倉市の子育て政策について、青少年課との話し合いは以下の通りです。

〈青少年課より〉

市としては、子ども会館の閉館に合わせて各小学校区に開所を進めていた「放課後かまくらっ子」が、昨年12月に全校開所となり、ようやくスタートラインに立ったと考えている。放課後かまくらっ子を、乳幼児親子の居場所として、さらに活用してもらえるよう周知していくことがこれからの課題と考えている。

〈鎌倉で育つより〉

年齢や学区・地域を限定せず、様々な立場の子どもたちを受け入れてくれる施設が求められているのではないか。旧長谷子ども会館が担っていたような、子どもたちの受け皿となる場を市で運営していくことが大切だと考えている。

・・・・・・・

〈今後について考えたこと〉

修繕費用という大きな課題に一筋の光明が見えた気がする一方で、子どもの場の再開にはまだ課題があり、時間はまだまだかかりそう…と感じた今回の意見交換会。

その間にも、子どもたちは毎日遊ぶ場所を求め、社会を感じ取り、成長していきます。今も再開を待っている子や、代替の場がなく、雨の日や、家に大人がいない時、友達と遊びたい時、日々の暮らしの中で行き場に困っている子がいることを考えると、安心できる地域の居場所を一日でも早く再開してほしい

それでも、旧長谷子ども会館が閉館してからこれまで、どのように意思決定がなされ、今後どうなっていくのかが見えなかったことを思うと、この意見交換会の場で、現在の状況とこれからの道筋についてきちんと説明していただけたこと、「元利用者や地域の方の声を踏まえて活用を検討していきたい」という市の意向を示していただけたことは、対話の始まりと捉えて良いのかもしれません。

可視化されることで話し合いの場が地域に開かれ、子ども、地域の方、元利用者、行政、関心を寄せてくださる多くの方々、みんなで意見やアイデアを出し合って考えるチャンスが生まれます。地域の声が届いて、協力の手を挙げてくださる方々も現れるかも!?

“鎌倉で育つ”は、元利用者が旧長谷子ども会館のように「いつでも、だれでも、無料で」子どもが安心して過ごせる場が再び開かれること、活用についての話し合いの場が地域に開かれることを願い活動を続けてきました。

どういう話し合いが行われているのかがオープンになり、色々なアイデアが集まって、活用について活発に検討されるといいなという思いから、市の検討状況や、旧長谷子ども会館の活用に関する情報につて、引き続きこちらのnoteとFacebookでお知らせしていきます。


これまでの活動の参考記事はこちらをどうぞ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?