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面倒くさい人間だなぁとは思うけど、割とそれも今は受け入れられてる。

ももちゃんは女としてもっとずるくなった方がいいよ。
ももちゃんはいつも幸せそうだからモテないんだよ。

とか。
バーでご一緒させて頂いたマダムからとか。
そんなようなことを先輩方々に言ってもらって来たけど、
結局、そのアドバイスは受け入れられなかった気がするなぁ…と思う。
すみません。

でも、分かる。
言ってる意味とか、
言ってくださった意図とか。
たぶん理解できてる。

「自分から誘わないのはズルいよ」
これは友人が言ってくれた言葉。
相手に誘わせてばかりは、
いつか誘われなくなると思うよ。
って、教えてくれた3つ上の友人。
20代前半の頃だったかなぁ…
この言葉にはすごく影響受けて。
たしかにって思ったの。
だから、自分がやりたいって思うなら、会いたいとか、行きたいって思うなら、自分から誘おうって思って今まで来られた。
社交辞令はやめようとも思えた。
もし相手が、わたしが思う以上にその件に関してたのしみにしてくれたら、その何気ない「今度行こうよ!」の「今度」がいつなのかって思いを馳せてくれてたら。
わたしの「今度」が社交辞令のいつまでも来ない「今度」だったら。
相手はなにもできない切なさみたいなものを感じるんだと思った。
わたしもそんな経験何度もある。
だから、自分はやめようって思った。

でもさ、
今までそうやって一生懸命暮らして来たつもりだけど、正直、ちょっと、つかれたよね。
自分から誘って、気持ちよく答えてもらって、たのしく遊んで。
それで満足だなぁって思えてたんだけど、近年、
やりたいって思うことないんだよね。
って何気なく言われた言葉に、
結構傷ついた自分がいて。
ちょっと自分でもびっくりしたんだけど。
(傷ついたことに)
そうかぁ…
って考えたんだよね。

じゃあ、もう、わたし、
求められるときだけ、でいいかなぁって。
たぶん、多くのひとは自分から誘ったりとかして断られるかもしれないとか、迷惑かもしれないし、とかって考えるから、自分から声かけられないって思うこともあるんだと思うの。
私もそう言う気持ち、あるんだけどなぁ…
その気持ちを背負ってでも、そのひとと会いたいとかやりたいって思うから、声かけて来たけど、
「やりたいことない」
って言われて、

わたしの我儘に付き合わせただけだったのかもなぁ…って、思ったら、申し訳なくなってしまった。
そうか。そんなにやりたくなかったのか。
って。
誘われないってことは、
そのひとにとって、そのときの私はそんなに時間とかお金とかかける価値がないってことよ(言い方が直接的だがシビアな言い方するならそう。ひとは行動に心理がある。だってみんなどんなに忙しいって言ってたって、推しのライブにはどこでも行くしお金つかうし予定空けるでしょ?それと一緒)
きっとこれは求めすぎと言うやつだとも思う。

でも、みんな、こうだから、
今世の中はそうなんでしょ?
って思ったら、

じゃあ、もう、
わたしも受け身になっていい?
って思った。
受け身は傷付く要素が少ないもんね。
だからみんな受け身がいいんだもんね。
結構今までがんばったと思うから、
もういいかな? 
「誘う」と言う行動が、
相手への好意を体現するひとつになると思って来たから、誘ったらよろこんでもらえるかなーって思って来たけど、それもバランスだもんね。
バランスってとれないよね〜

わたしのこと求めてくれるひとにだけ、
応えていくって言う、
お仕事もあそびも。
ズルくて我儘なひとになっても、
もう、いいかな。

そんなことを思うようになった。
それも割といいと思えるのが、
個人的にとてもびっくりしているところ。
歳とったし、隠居したから思うんだなぁと思う。
でもいいの。
わたしは今までよくやったと思えるから。
それはそれで、今はそう思うってだけ。
やっとアドバイス受け入れられるかも…?

ひとは流動的。
おもしろいね。

だから、声をかけてくれたひとには
そのひとのその勇気に、
誠実に一生懸命応えたいと思う。

#エッセイ
#HSP
#暮らし方
#感じ方

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