ウェブ記事のように読書してみたら積ん読に良かった

思いついた読書法を試してみてる。およそ10分から15分区切りくらいで複数の本を並行に読んでいくのだ。

昔よりどうしても集中力が長続きしないところがあるし、仕事柄、ウェブ記事を読む機会が多いのもあって、あれくらいの文量に慣れてしまっている。

つまり、長くても1万字くらいまでのものを、しっかり読むとだいたい5分から10分ほど。その感覚で、本を読んでいく。

もちろん、面白くて時間も忘れて読んじゃう!みたいな本は別なのだけど、それでも無理をせず、ここ数年で体に染み付いた、後天的につくられたリズムに合わせて読んでみると、これがなかなか集中力も好奇心も途切れずに、すいすいと読書が進んでいく。

ブラウザのタブを開きっぱなしにしておいて、順繰りに読むような感じに近い。本というフォーマットを変えることはなかなか難しいけれど(そして変わることが必ずしもいいとは思わない)、読む側の感覚で工夫することはいかようにもできるものだ。

「一気読み」というフレーズが書籍の帯では惹句のようになったり、ある種の賞賛のように受け取られたりするけど、なにも全部がぜんぶ「一気読み」できたものこそ価値があるともいえないはず。しみじみと、10分ずつ読んだ本が名著のことだってある。

今日は積ん読になっていた8冊を順繰りにめくっていった。おおよそ1.5時間ほど、飽きずに布団にくるまって黙々と読めた。たかが10分ずつかもしれないが、積ん読が進んでいくのも心地よい。

ウェブ記事をよく読んでいて、本は最近どうにも重たいなーという方、よかったらお試しあれ。大事なのは無理してたくさん一度に読もうとしないことだと思います。

#日記 #エッセイ #コラム #読書

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