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日本に進出したチャイボーグコスメ「GIRLCULT」についてご紹介します

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。本日は、12月21日から新宿ルミネエストで発売記念のポップアップイベントを開催する中国で話題のコスメブランド「GIRLCULT(ガールカルト)」についてご紹介したいと思います。

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2019年10月時点のデータによると、小紅書では中国コスメブランドに関する記事が年間で180万件投稿され、2018年比で110%増加したとのことです。記事がシェアされた回数は3億回を超えていて、このデータを見る限りでは、95年、00年代生まれの若い女子の間で、「Made in China」は受け入れられつつあるようです。

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Girlcultについて

2018年7月から、「Girlcult」のアイシャドウ、チーク等のコスメアイテムを使って、「ラプンツェル」や「エルサ」の物まねメイクをする20歳前後の女子がSNS上で増えてきました。小紅書の検索で「Girlcult」を検索すると、関連記事数は6,473件あり、「Girlcult」の公式アカウントのフォロワー数は2.9万人、公式アカウントが投稿した記事のイイネ数とお気に入り数の合計は11.9万を超えています。

現在「Girlcult」は、アイシャドウ、チーク、ハイライト、口紅等のコスメを展開し、それぞれのアイテムには「特別な設定」が付けられています。例えばチークを例に挙げると、「情绪腮红(気分チーク)」というチークは、それぞれの色がそれぞれの気分を表しています(好奇心、惚れた、興味津々等)。また、各気分を表す言葉は、若者の間で流行っている言葉のため、(日本で言うと流行語大賞に入るような言葉)若者から共感を得やすいようです。

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またチーク以外だと、アイシャドウは中国の神話をコンセプトにしていて、大胆な色味を使っています。普段のメイクはもちろんですが、ちょっと変わったアニメキャラクターのコスプレメイクにも使いやすいカラーになっています。商品の品質を高めることはもちろんですが、パッケージに力を入れたことで、好奇心旺盛な若者から多くの支持を獲得しています。その証拠に、「Girlcult」の天猫旗艦店のフォロワー数は112万人を超え、一番人気のチークの月間販売数は6万件、そのチークに対するコメント数は9万件を超えています。

「Girlcult」が立ち上げて僅か1年弱でここまで成長した理由は、「小紅書」「ビリビリ」にプロモーションを展開したからだと言われています。小紅書は元々化粧品の口コミアプリとしてスタートしていたため、化粧品の口コミを拡散するなら、まずは小紅書!と言えるほど女性に影響を与えるプラットフォームです。一方、ビリビリはアニメ、ゲームなどが中心となった動画コンテンツが投稿されるプラットフォームのため、コスプレイヤーにも使いやすい商品の特徴と合致し、かつ視聴者の年齢層は他のプラットフォームに比べてやや低めだったこともあり、低価格帯の商品とうまくマッチングしました。この2つのプラットフォームの特徴を掴み、「Girlcult」は自社商品を消費者に認知させていきました。

以上、日本に進出したチャイボーグコスメ「GIRLCULT」のご紹介でした。近年、「完美日記」「花西子」など中国の化粧品ブランドは次から次へと日本に進出し、それを好む日本人女子も増えてきています。日本の化粧品ブランドは今後どう競争していくか注目していきたいと思います。

気になることがありましたら、ぜひ橋本までご連絡ください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp

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