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兄ちゃんの羽織物

本来、羽織物という言葉は着物の上に着る
カーディガンの様なものを意味する
言葉だそうです。
でも、ここでは敢えて現代に寄せた意味で
“羽織物"という言葉を使用させて頂きます。

4月から新年度になり
みなさまも環境の変化や新生活など、
新しい世界に飛び込んで、
精進されていると思います。
こんな名ばかりの構成作家の僕も
4月からABCラジオのミュージックパラダイスの
水曜日に携わらせて頂く事になりました。

3月末の2週は引き継ぎ等で
1人で仕事する事は無かったのですが、
本日、遂にひとり立ちを致しまして
何が何やら。
あっという間に仕事が終わっていました。
頭から湯気が出てたのではないかというくらい
終始プチパニックだった記憶しかありません。

僕は緊張したり心配な現場には
兄ちゃんから貰ったadidasの赤ジャージを
羽織って行く事にしてるんです。
それを羽織っていたら兄ちゃんみたいに
なれた気がして、少しだけ自分に
自信が持てるからです。

ABCラジオの喫煙所で先輩作家の
津村さんとお会いました。

津村さんは僕の赤ジャージを見て
「兄ちゃんみたいな格好してるやん」と
仰いました。

「兄ちゃんから貰ったんです」

「やっぱりそうか!!」

何だが照れ臭くも嬉しい空間でした。

僕の大切な羽織物は、
僕の気持ちをグッと引き締めてくれます。

僕の行先は僕自身も分かりません。
でも、これを羽織っている間は
きっと僕は足を踏み外したりはしないです。

みなさま心穏やかに。

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