はおり

空と雲

ふと空を見上げたら、雲が霧のように小さくなって青空にトッピングされていた。綺麗だなあと思いながら見つめていたが、これは地球でしか楽しめない遊びなので、

当たり前にある空がここにあって、雲がサラサラとトッピングなのは貴重な産物なのだと思った。

外国でも同じ遊びは出来るけれど、宇宙の別の星に行ったらいくら楽しみたくても、遊べないものなので。

1日障害者となった

夏に、持病の検査があった為、初めて麻酔をした。2種類。

私の周りでは、医者だと思われる人が忙しく動いていて、最初に点滴で痛み止めのものを左手にやった。そしたら、左手から徐々に手が動かなくなっていった。そして、頭が回らなくなった。もう自分の周りで忙しくしている人たちのことはどうでも良くなってしまった。

2種類目の麻酔は、完全に私が寝てしまうもので、男の人が私のそばに来て言った。

「これから眠る

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なんて幸せなんだろう

自分が幸せだと思い込みたいだけなのです。思い込みたいのですが、それが叶わない時、大不幸を感じずにはいられません。

大不幸を感じるとき。

持ってあと10ヶ月と言われた爺ちゃんに毎日会いに行かないと、彼はヒステリックを起こし、誰かが出るまで家の受話器をかけ続けるとき。

せん妄が入っているので、家にいるばあちゃんに話が通じないと判断されたら、家族の片っ端から携帯に電話をかけまくること。

父が窓を

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カナダへ行きたい

カナダへ行きたい。

きっとそれは人が良く、穏やかで、この国よりもずっと涼しいところだろう。

カナダへ行きたい。

ホームステイしたホストファミリーの食卓を、まるで1人の子供になったつもりで囲み「美味しい」と言って食べたい。

カナダへ行きたい

一歩外を歩けば違う鳥、違う犬、違った言葉を喋る人、頭にさわやかな風が流れ込みそう。

カナダへ行きたい

都会にも田舎にも足を運んで、その違いを実感し

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ゾロ目の年

満22歳となる1ヶ月後の私は、どんな心持ちでその一年を終わらせるのだろうか。

8月に誕生日を迎える私は、もうじき22歳となるので、この21歳という年齢に刻んだ歴史とこれから先に待ち受けるであろう歴史を感じて頭を悩ませる。

思えば21は多くの変化が現れる年であった。大学を中退する決意を固め、6年半続いた大恋愛に終止符を打ち、詩を書くことを趣味としたのも21歳であった。また、親元を離れて遠くへ旅行

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慣れない場所

昔からの知人と、遠出をすることになったので駅に集まることにした。その駅はわたしの馴染みのある最寄駅よりかは遥かに都会で、まるで都会の見知らぬ街へ、迷い込んでしまったかのように感じた。

駅の中に潜んでいたビルの中は、一段と照明が店内を照らしており、コンクリートで造られた地面と、歩く都会の装いをしている人々と、そんな中馴染めずにいる田舎者の自分とを情けないぐらいのコントラストで埋めていた。

ただ立

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私の音楽観

他人と自分で、音楽の楽しみ方が違うなあと、最近気がつきました。私が学生の頃に特に意識していたのは「心掴まれる歌詞であるかどうか」であって、そうでない音楽はあまり見ませんでした。

しかし、今の私は、ほとんど歌詞の意味を成していないものでも良くて「いかに自分の耳が喜ぶか」を重視している気がしてきました。耳が喜んでその音を聴いているのならそれ以上のことはなくて、心と耳とが踊るものを見分けて、何度も再生

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未練はありません

清純な少女でいるよりも、不純な賢さを取って自堕落していくのでした。

髪がなびく物語を最後にして、清純少女は賢くなれず、愛に精述されぬまま殺されるのでした。

誰も見向きもせず、自らゴミに投下したあと首がもげました。世界が私を無しにして動くのは素敵な心持ちで。

それはそれで居心地良く

無念であるけれど

さよならと天へ仰ぐのでした。

全て私の所為です。という曲を聴いた後に閃いたものでした。あ

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歌詞のようなもの

ああ、終わってしまった、夜の旅

眠れずしてくる、朝焼けが

散々な 心に染み渡る。

夕焼けよりも 儚く 

青空よりも 深く

私の死に際に 聞こえるね

サラサラサラサラ 灰になって

サラサラサラサラ墓に散る

くるくるくるくる 考えて

くるくるくるくる やって来る

ああ、やって来る

いっそ死んでしまいたい

夜は頭を悩ませることに使います。だってその方が次の日を幸せに生きていけるような気がして。

でも、違うんですね。次の日は次の日で、今日は今日なんですね。それに気付いた時、なんて無駄な時間を費やしてしまったのだろうと胸をギュッと押さえつけましたが、兎に角無駄なのでした。

学校へは行きたくありませんね、あれは出来る人が行けば楽しいものですが、私のようなものが行ける場所じゃあありません。

先生も恐ら

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