彼岸の人々

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雨。40年くらい前の雨の日の2つの出来事を思い出す。戦争で片腕がなくなって、自作のフックみたいなのを付けていた自転車に乗ったおじさんが傘を貸してくれようとしたのに、腕のない人から傘を借りるのはいけない、と思ったこと。ずぶ濡れの老女に傘を差し出せなかったこと。

ほろ酔いで、息子の頭を「ほんそ、ほんそ」と言いながら撫でた。ん?「ほんそ?」意味を知らずに、半世紀を過ごしていた。『日本国語大辞典』 第二版 (小学館)  ほん-そう 【奔走】…「4」 大事にすること。かわいがること。また、そのもの。秘蔵。ほんそ。 意味を知って、ノスタルジー。