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キューティーハニー×田中正造(おふざけ空想ストーリー)

8か月前

「空色に誘われて」

ずっと一緒にいたい、線香花火を見つめながら彼女は呟いた。社会人になり遠距離が続く中で、久し振りに見る彼女はどこか違っていた。コロナ渦の影響もあってオンライン上でしか会話できていなかったからなのかな。共に決心をしないといけない時期なんだと思う。次のステージに向けた、大きな一歩を。

3年前

彼女はニッと笑った。蹲るように寝ている彼の姿を見たからだ。顔を洗いキッチンに立ち、いつも通り味噌汁を作る。中々目覚めない彼の頬をペチペチと叩いてから食卓についた。私の方が早く出るんだからね、と呆れ顔で言葉にする。あれ、彼休みだったっけ?今は自分のことで一杯みたい。

3年前

目覚めた後のシャワー。ふと香るラベンダー。昨日はアイツと会ってたんだ。悩み相談に付き合ってあげたけど、あんまり記憶ないんだよな。身体を拭き、スマホを見ると1件の通知が。「昨日はありがとう、いろんな意味で」。意味深にも程がある。気になって電話をかけた。それがこの問題の始まりだった。

3年前

いつか来るお別れは現実となった。今までありがとうのフレーズに動揺が隠せなかった。こちらこそ、この一言すら出てこない。彼女は僕にとってとてつもなく大きな存在だったから。気づくと僕は彼女を抱きしめ涙していた。彼女も気持ちを察してか強く抱きしめ返してくれた。7月3日の夜のこと。

3年前

このご時世だし仕方なく遠距離通話に。どうせならと思って、配信アプリで限定枠を設けて彼女と歌い合うことに。カラオケもろくに行けてなかったから地味に緊張していた。歌声を聴いて思った、自分はこの声に惹かれたんだなと。彼女のこともそれ以上に好きなのは間違いないけれど。ある夜の出来事。

3年前

作成中のストーリー。