調査報道

「ネットメディアの価値観を『ゆっくり・深掘り』へ」瀬尾傑さん(前編)

自己紹介をお願いします

柿次郎:
Dooo!!司会の徳谷柿次郎です。今日も宜しくお願いします。では早速今回のゲストを紹介します。スローニュース株式会社代表取締役であり、JIMAインターネットメディア協会代表理事の瀬尾傑さんです。宜しくお願いします。自己紹介をお願いしてもいいでしょうか。

瀬尾:
はい。瀬尾です。瀬尾傑です。カメラ目線ですか?(笑)もともとはですね、僕は出版社にいて講談社という出

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ありがとうございます!引き続き頑張ります
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石井暁氏の『自衛隊の闇組織』を読む(4)班員の精神に起こる出来事

4)班員の精神に起こる出来事

▼自衛隊の「別班」がどういう動き方をしているのか、その一例が『自衛隊の闇組織』に書いてある。

〈班員たちは、2~3人ずつのグループに分かれており、それぞれのグループは都内にアジトを構え、そこを根城にしていた。メンバー同士はコードネーム(偽名)で呼び合うから、本名は知らない。別班は完全に縦割りで、班長ら幹部以外は全体像を知らない。一般の班員は、他のグループのメンバー

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石井暁氏の『自衛隊の闇組織』を読む(3)調査報道の進め方

3)調査報道の取材の方法論

▼石井暁氏が一人で始めた取材だが、一人ではとても記事化には至らなかったという。最大の相棒はデスク役を務めた中村毅氏だった。〈今回のような調査報道的手法での取材の場合、たった一人でやっていると、孤立、挫折してしまう可能性も高い。取材、執筆に対するハレーションに恐怖を感じることもあったが、中村という存在のおかげで押しつぶされずにすんだ。困難で長い時間がかかる取材テーマを1

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石井暁氏の『自衛隊の闇組織』を読む(2)構造的な問題と僥倖(ぎょうこう)

2)「別班を」めぐる構造的な問題

▼石井暁氏の『自衛隊の闇組織』が迫った「別班」は、なぜ非公然組織になってしまったのか。その由来についてはよくわからないようだ。本書で引用されている塚本勝一著『自衛隊の情報戦 陸幕第二部長の回想』から。

〈後ろめたいこともなく、ごく当然な施策なのだから、部外の人を相手にする部署を陸幕第二部の正規の班の一つとするべきだったと思う。しかし、教育訓練の一環ということで

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石井暁氏の『自衛隊の闇組織』を読む(1)「首相も防衛相も存在さえ知らない」

▼共同通信編集委員の石井暁氏が書いた『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』(講談社現代新書、2018年)がめっぽう面白い。評者は彼のスクープをたしか琉球新報で読んだが、のけぞるほどびっくりしたことを覚えている。その地道な取材の顛末と現状を伝えるルポ。

▼まず、当該記事を引用しておく。2013年11月28日付のたくさんのブロック紙や県紙に載った記事だ。

〈陸自、独断で海外情報活動/首相や

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【ぶんぶくちゃいな】メルマガ250号記念番外編:舛友雄大「アジアの中からアジアを考える」

今回は、いつもちょっと違う切り口を探している「ぶんぶくちゃいな」で新たな視点を提供する「前振り」という意味で、最近ちらちらと日本メディアに姿を現すようになったジャーナリスト、舛友雄大さんをご紹介します。

舛友さんは1985年、福岡県北九州市生まれ。なんとわたしが中国語を学んでいた母校の北九州大学の最終学年にいたときに同じ街で生まれたことになります。詳しいプロフィールは本文添付のご紹介を御覧いただ

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【ニュースに占める総理のお言葉】2018年10月14日 自衛隊観閲式

「報道」と「広報」は違う。
政府が言ったことをそのまま記事にするのは「報道」ではなく「広報」であり、戦時中の大本営発表にも通じる危うさを秘めている。
残念ながら戦後73年を経た今でも日本のメディアには政府広報のような記事が多く見受けられる。

そこで本記事では、安倍総理が出席して訓示を述べた2018年10月14日自衛隊観閲式を伝える各社のニュースを題材にして、政府が言ったことをそのまま垂れ流すだけ

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苦境の調査報道、壊れたエコシステム

スマートニュース メディア研究所が設立され、所長の瀬尾 を中心として、活動を開始しています。

スマートニュース、『スマートニュース メディア研究所』を設立し、所長に瀬尾傑氏が就任

活動の一環として、社員を対象にして、2018年8月21日にスマートニュース社内で「調査報道PJ勉強会」の第一回が行われました。調査報道というのは、あまり耳慣れた言葉ではなく、知らない方も多いと思いますし、私も正直瀬尾

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