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ハッシュタグ「土用丑の日はうのつく本を読もう」に乗り『失われた足跡』(アレホ・カルペンティエル)を挙げる。未開部族の原始楽器を探索するためオリノコ川上流に旅立つ音楽家の物語。商業に関わる苦悩、文化の相違、細密に描写される南米のジャングル。幻惑的にしてアイロニカルな主題を楽しめる。

次回分のまとめ買い対象書籍を選択していたら10月26日に水声社さんから発売されたばかりのアレホ・カルペンティエル/寺尾隆吉=訳『方法異説』が注文できない商品に指定されており、蟹とたわむれたくなる。これだけ早く品切れになれば1回くらいは在庫復活するはずという希望的観測を掲げて待機。

品切れ状態だったアレホ・カルペンティエル/寺尾隆吉=訳『方法異説』が復活したので、寺尾隆吉氏の『ラテンアメリカ文学入門』と併せて購入。世の中には買わなければいけない本がたくさん存在する。近所にもラテンアメリカ文学作品を並べるような書店が欲しい。というか地元に書店が欲しい。切実に。